AIベースの素材開発企業AstralQ(アストラルキュー)がシード資金調達を行った。Korea Investment Accelerator(韓国投資アクセラレータ)、Bluepoint Partners(ブルーポイントパートナーズ)、Schmidt(シュミット)、Smilegate Investment(スマイルゲートインベストメント)が今回のラウンドに参加した。

AstralQは世界で初めて大規模な電子構造計算が可能な機械学習ハミルトニアン(MLH)モデルを開発し、自社で確保した密度汎関数理論(DFT)データを基に機械学習フォースフィールド(MLFF)モデルを構築した。無機物自動合成ラボも備え、AIベースの予測結果を実際に合成して検証できるエンドツーエンド(End-to-end)クラウドラボ構造を保有している。

チームの専門性も並外れている。チョン・ジュジュ代表はSamsung Research(サムスンリサーチ、米国)、SAMSUNG SDI(サムスンSDI)、LG化学などで30年以上素材開発を行った専門家で、Samsung Research Advanced Materials Lab(サムスンリサーチアドバンスドマテリアルズラボ)を率いてScience(サイエンス)、Nature Communications(ネイチャーコミュニケーションズ)など世界的学術誌に数十本の論文を掲載した。そのほか、ドイツのマックス・プランク研究所出身のイ・メンウンCPO、MIT材料工学博士出身Wenhao Sun CSO、ボストン大学材料工学博士出身のLincoln Miara CTOなどでチームを構成している。

チョン・ジュジュ代表は「AIが素材を予測し、ロボットがこれを直ちに実験で検証する仕組みが可能になり、計算-実験-検証がひとつにつながったシステムが構築された」とし「素材開発速度を10~20倍に高め、コストを大幅に下げることができる転換点が開かれた」と語った。

Korea Investment Accelerator(韓国投資アクセラレータ)のビョン・サンフンチーム長は「AstralQはAIモデル開発を超え、実際の最終物質合成まで素材開発全周期をエンドツーエンドで実現できる競争力を保有しており、グローバルをリードするプレーヤーへと成長する可能性が高い」と語った。

AstralQは今回の投資金をMLH、MLFFなど新素材AIモデルの高度化とクラウドラップ実証評価に投入する予定だという。

原文:https://platum.kr/archives/286412