コンテンツマーケティング企業のThe SMC(ザ・エスエムシー)が、約200億ウォン(約21.1億円)規模のプレIPO(上場前資金調達)を完了した。今回のラウンドには、LB Investment(エルビーインベストメント)、TIME FOLIO Asset Management(タイムフォリオ)、KOLON Investment(コーロンインベストメント)、HK Kolmar(韓国コルマー)などが主要投資家として参加した。
The SMCは、未来アセット証券とユジン投資証券を上場主幹事に選定し、KOSDAQへの上場を推進している。今年下半期の上場予備審査請求を目標に手続きを進めている状況だ。今回の調達資金は、AIソリューションの高度化やグローバル事業の拡大、人材確保などに活用する計画だ。
同社によると、The SMCは創業以来連続で黒字を計上しており、2025年の営業利益は前年比約2.6倍増加した。投資家各社は、17年間にわたって蓄積したブランドメディア運営のノウハウと、クリエイターネットワーク、AI技術の融合による事業拡張の可能性を評価したと伝えられている。
AI事業の核心は「Lens by The SMC(レンズ)」だ。Lensは、ソーシャルシグナルを捉えてコンテンツの文脈を読み取るAIベースの分析ソリューションで、アルゴリズムが露出するコンテンツをリアルタイムで分析し、拡散力や反応の質、成長トレンドを総合してブランド適合度を判断する。同社は、10万件以上のクリエイターデータをもとにLensをグローバルの広告主に適用してきたと説明している。
The SMCは今後、クリエイター協賛マーケティングとコマース、著作権管理、メディア運営まで連結するクリエイター基盤のフルファネルマーケティングへと事業を広げる戦略だ。日本や台湾など東アジアへの進出にも速度を上げる予定だ。
The SMCのキム・ヨンテ代表は「今回の資金調達は、ソーシャルメディア市場で培った専門性とクリエイターネットワーク、AI技術への信頼を示すものだ」と述べ、「上場を通じてLensの技術高度化に集中投資し、コマースをはじめとするクリエイターエコノミー全般へ事業を拡大していく」と語った。
