エレファントデザインホールディングスと戦略的パートナーシップを構築…海外進出を加速

宇宙AI総合ソリューション企業TelePIX(テレピックス)が、日本の投資会社「エレファントデザインホールディングス」から資金を調達した。調達額は非公開だ。

TelePIXは今回の資金調達を通じて、世界の宇宙産業で米国と中国に続き、単一の国では3位の日本市場進出の足場を固めた。

エレファントデザインホールディングスは東京にあるベンチャースタジオで、集積経済理論(Economies of Agglomeration)をもとに物流、金融、農業、ゲームなど、様々な分野で長期的な成長可能性を持つ企業に投資している。1990年代末から日本のオンラインベースのクラウドソーシングビジネスをリードした企業で、ユーザーが直接デザインしたレゴを実際に製品化するオンラインプラットフォームビジネスモデルを開発した。このプラットフォームは現在、デンマークのThe LEGO Group(レゴグループ)に売却され、「LEGO IDEAS(レゴアイデア)」としてサービスされている。

TelePIXは、衛星製造(Upstream)から衛星情報分析(Downstream)に至るまで、全バリューチェーンにわたってグローバルレベルの宇宙AI力を有しており、これらの技術力が認められ、エレファントデザインホールディングスから戦略的資金を調達した。特に韓国の商用衛星で初めて焦点調節技術とAIエッジコンピュータを適用した宇宙AIキューブ衛星「BlueBON(ブルーボン)」と、人工衛星映像活用Agentic(エージェンティック)AI「SatCHAT(サットチャット)」の革新性が高く評価された。

今回の資金調達を足がかりに、TelePIXはエレファントデザインホールディングスの高成長ビジネスの育成経験とTelePIXの宇宙AIソリューションを組み合わせ、日本市場を中心に、グローバル市場進出を加速化させる計画だ。また、エレファントデザインホールディングスは今後、TelePIXの技術とビジネスモデルの検討を通じて、追加投資を検討しているという。

TelePIXのミン・ビョンス企画調整室長は「今回の日本からの資金調達は、TelePIXの技術力がグローバル市場で認められた重要な機会であり、特に日本市場進出のための足場を確保したという点で意義深い」とし、「今後、追加資金調達など、緊密な協力を通じてTelePIXの宇宙AIソリューションの拡大を加速化し、グローバル市場での存在感を高めていく 」と明らかにした。

エレファントデザインホールディングスの関係者は「TelePIXは、衛星製造から衛星画像分析に至る全体の価値チェーンにわたって専門性を備えた、宇宙AI分野のグローバルリーダだ」とし、「既に世界中の数多くの産業で潜在力を立証したTelePIXの海外拡張をサポートすることができ、うれしく思う」と話した。

TelePIXは、超精密高解像度の光学搭載体およびAIコンピュータ中心の衛星開発から、AIベースの衛星映像処理および分析に至る独自の宇宙AI技術を基盤に、米国、ヨーロッパなど、世界市場進出を推進している。最近、独自に開発したAI衛星「BlueBON」と衛星映像分析のAgentic AI「SatCHAT」で、イランのエスファハン地域の核施設の空襲被害現況を分析。人工衛星産業の全サイクルにAI技術を有機的に活用する「宇宙AIトータルソリューション」を実証した。

原文:https://platum.kr/archives/266693