インテリジェントロボットサービスプラットフォーム企業Neubility(ニュービリティ)は251億ウォン(約26.5億円)規模のシリーズB資金調達を行ったと10日明らかにした。累積資金調達額は550億ウォン(約58.1億円)に達する。

今回の投資には韓国産業銀行とEnvisioning Partners(インビジョニングパートナーズ)をはじめ、グローバル市場で成果を上げた起業家が戦略的投資家として参加した。代表的にグローバルマットレス企業ZINUS(ジヌス、11940ウォン(約1262円)▲30+0.25%)の創業者イ・ユンジェ前会長が出資したファンド、ICF(アイシエフ、Nextrans(ネクストランス)共同運用)も名を上げた。

Neubilityは自律走行ロボット「Neubie(ニュービー)」をはじめ、様々なロボットサービスを実際の環境下で運用し、ロボットが自ら状況を認知・判断・対応できるフィジカルAIスキルを高度化してきた。累積142以上のサービスサイトを確保し、複雑な都心環境データを集積した。

特にカメラベースの自律走行技術の競争力を立証し、配達ロボットを越え、パトロールロボットなど、多様な屋外ロボットサービスへと拡張を行った。単純な移動プラットフォームを超え、ヒューマノイド技術にまで領域を広げ、将来的な成長動力を確保することを目標としている。

NVIDIA(エヌビディア)のジェンソン・フアンCEOの基調演説中、舞台上を走行する「Neubie」

昨年6月、台湾で開かれた「COMPUTEX2024(コンピューテックス2024)」の基調演説でNVIDIAのジェンソン・フアン最高経営責任者(CEO)は「次世代AIの波」として、Neubieを紹介し、業界の注目を集めた。これはNeubilityとNVIDIAが継続的に技術フィードバックのやりとりを行った成果である。

Neubilityは今回の投資金を△都心型物流及び配達ロボットサービス(RaaS)の高度化及びカバレッジ拡大△パトロールロボットの北米・サウジアロビアなどグローバル市場進出加速化△人間の作業を補助するヒューマノイドロボット技術開発など、3つの核心課題に投入する予定だ。

Neubilityは日本、サウジアラビアなど主要企業とのパートナーシップを通じて海外事業を本格化している。内実の伴った成長と技術的跳躍を成し遂げ、早くもフリーIPO(上場前持分投資)段階に進む戦略だ。

Neubilityのイ・サンミン代表は「確保した資源をもとに配達・巡回ロボットで集積した知能化技術をヒューマノイド型ロボットに拡張し、物理世界とAIを結ぶフィジカルAI企業としての技術的跳躍を成し遂げる」と強調した。

<画像=Neubility提供>

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025121014080254401