家賃のカード決済サービス「ZIPUP Pay(ジップアップペイ)」を運営するフィンテック企業DEV.D(デブディ)が、SJ Investment PartnersからプレAラウンドの資金調達を実施したと1日に発表した。投資規模は非公開となっている。
ZIPUP Payは、借主が貸主の個別の同意なしに家賃を信用カードで支払えるサービスだ。借主がモバイルアプリに賃貸借契約書をアップロードすると、プラットフォームが契約内容を自動的に検証した上で、決済金額を家主の口座に直接振り込む仕組みになっている。NAVER PAYやKakaoPayなどの簡易決済やポイント決済にも対応している。
利用者の約86%が20〜30代であり、住居費の負担が大きい若年単身世帯にとって実用的な住居金融手段として定着しつつある。
チョンセ(韓国特有の保証金一括払い型賃貸)から月払い家賃(ウォルセ)への移行が構造的な流れとして定着する中、市場環境も急速に変化している。韓国国土交通部のデータによれば、今年1〜3月の韓国全土における月払い家賃の取引比率は68.6%と過去最高を更新し、ソウルでは70.5%に達して賃貸取引10件のうち7件が月払い家賃となっている。2022年の48.0%から、わずか4年間で20ポイント以上上昇した数字だ。
年間110兆ウォン(約11.6兆円)規模の韓国国内の月払い家賃市場において、カード決済の比率はいまだ0.5%にも満たない。ZIPUP Payはこの巨大な現金中心の市場のデジタル化を狙い、2024年12月に正式リリースした。
<画像=DEV.D>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2026060108393682006
