リング型血圧計「CART BP」を前面に出し、グローバル事業拡大を立証
Sky Labs(スカイラボ)がオムロングループの企業主導型ベンチャーキャピタル(CVC)、オムロンベンチャーズから資金を調達し、オムロンヘルスケアと戦略的パートナーシップを強化する。
今回の資金調達は、単純な財務的投資にとどまらず、Sky Labsのグローバル事業拡大のための戦略的パートナーシップを強化する狙いがある。これは、Sky Labsのリング型血圧計「CART BP」が慢性疾患の予防に関連する成長の可能性と、グローバル事業拡大の可能性を立証した結果と見ることができる。
両社は2024年に「CART BP」のグローバル流通と事業開発のためのMoUを締結したのに続き、先行製品に対する日本市場の流通契約も締結し、協力を続けてきた。
Sky Labsは世界初のリング型カフレス血圧計「CART BP」を商用化した。「CART BP」は、高血圧及び脳心血管疾患の予防のため、日常と睡眠及び夜間の血圧データを連続的に測定できることが特徴だ。また、既存の診察室での測定中心から、日常において時間別・日付別・月別の血圧変動及び推移を確認できるようになった。
オムロンヘルスケアは世界130カ国余りに家庭用及び医療用の血圧計、心血管管理ソリューションを供給してきた医療機器製造メーカーだ。2025年時点で、海外での血圧計の累積販売量は4億台を突破した。
Sky Labsのイ・ビョンファン代表は「この戦略的パートナーシップは、Sky Labsの技術がグローバル基準で臨床的有効性と事業性が同時に認められた成果だ」とし、「世界の血圧計市場をリードするオムロンヘルスケアとともに、グローバルヘルスケア市場での革新を主導していく」と話した。
