韓国最大のモバイル洗濯サービス「LaundryGo(ランドリーゴー)」を運営する衣食住カンパニー(Life goes on)が27日、LGエレクトロニクス(88,400ウォン ▼600 -0.67%)から総額100億ウォン(約10億6,000万円)規模の戦略的投資を受けたと発表した。

衣食住カンパニーは、2019年に非対面型モバイル洗濯サービス「LaundryGo」をローンチし、現在は176店舗の無人ランドリー「LaUNDY24」や、ホテル向け洗濯サービス「LaundryGo ホテル&ビジネス」なども運営している。これまで、Altos Ventures(アルトスベンチャーズ)など国内外の投資家から1,000億ウォン(約106億円)以上の資金を調達した。

今回の投資は、急速に変化する韓国内外の家電・洗濯市場において、差別化された競争力強化のため、次世代型家電とサービスの連携が不可欠だと判断されたことから実施された。

両社は、モバイルおよび無人洗濯技術の海外市場進出や、大量の洗濯物を処理するスマートファクトリー(EPC)構築などの分野で、ランドリーテックにおける協力体制を一層強化していく方針だ。また、家電やサービスから得られる多様な顧客インサイトやデータを基に、将来の技術開発にも共同で取り組む予定だ。

スマートファクトリーやLaUNDY24無人店舗には、LGエレクトロニクスが最近発売した乾燥機付き洗濯機を導入し、今後は同社の業務用家電製品の普及や顧客体験の向上にも協力していく。

今回のLGエレクトロニクスからの投資を受け、衣食住カンパニーは日本市場への本格進出に乗り出す。大企業のグローバル市場におけるノウハウとネットワークを積極的に活用し、海外での成功モデルを築いていく計画だ。

同社のチョ・ソンウ代表は、「世界最高水準の競争力を持つ大企業とスタートアップが、未来市場の開拓に向けて多様な協力進め、グローバル市場で共にビジョンを描くことに大きな意義がある。」とし、「今回の投資が、大企業とスタートアップ間における投資と成長の好循環を生み出す良い事例になることを期待している。」と話した。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025102709161494520