企画記事

「Team SPARTAのイ・ボムギュ」 投資金0円、2年で売上200億ウォン(約21.5億円)突破

アイキャッチ
目次

「Team SPARTAのイ・ボムギュ」 投資金0円、2年で売上200億ウォン(約21.5億円)突破

「人材を開く果樹園でe martに勝ちに行く」..イ・ボムギュのスパルタ式創業期

 コーディング教育市場は数年前にすでに冷めてしまったと思っていました。すでにライバルが増えすぎていたためです。しかし、ChatGPTが登場し、書店がGPTの本やプロンプト関連の本で溢れているのを見て、まだまだこれからだと思いました。水の多いところに魚がいるように、コーディング市場をめぐる競争は依然として激しいです。

 コーディングの洪水の中で、Team SPARTA(チームスパルタ)が運営する「SPARTA CodingClub(スパルタコーディングクラブ」の成長は群を抜いています。毎年売り上げが2倍ずつ成長し、昨年の売り上げは220億ウォン (約23.6億円、ベンチャー企業公示基準)に達しています。驚くべきことなのは、投資を一銭も受けずにスタートし、2年以上生き残って、昨年受けた130億ウォン(約14億円)の投資金もまだ一銭も使っていないということです。名前から「スパルタ」を掲げ、普通ではなかったTeam SPARTAのイ・ボムギュ代表も、インタビュー20分で普通ではないことが分かりました。

 「ローンチは製品がなくても可能。ローンチとは創業メンバーの決意をローンチすること」

 「モノが売れないときは、モノではなく、作った人が問題だ。だから自分がはまり込む。」

 「コーディング市場の私たちの競争相手はピラティス講師」

 すべてはイ代表とのインタビューで交わされた言葉です。彼はTeam SPARTAを単純なコーディング教育企業で終わらせるつもりはないといいます。スパルタコーディングクラブを通じて排出した人材と一緒に新しいビジネスをするのだと。彼らと一緒に外注開発、ゲーム開発をすでに始めており、彼らと一緒に第2の創業をして投資も行うといいます。今は良い人材が育つ畑を耕しているのです。スパルタの傭兵部隊を育成し、Team SPARTAと自分はスパルタの将軍になるということです。

 今日の番外編は、「e mart(イーマート)が果樹園を持っていたり、投資したりしているなら、Team SPARTAは果樹園でe martになる」というTeam SPARTAのストーリーです。 


Team SPARTA(チームスパルタ)のイ・ボムギュ代表/Team SPARTA


ビジネスは自分が知っていて、他人が知らないことからスタート...「実はコーディングは簡単」というアービトラージ

なぜスパルタコーディングクラブ?私たちが考えるあのスパルタだ。/ワーナーブラザーズ


-スパルタコーディングクラブ、チームスパルタという名前。私たちが知っているあのスパルタという意味ですか?

「はい。古代ギリシャのスパルタです、コーディングはスパルタのように学ぶべきだという意味です。なので、商標登録は難しかったです。スパルタという名前を私たちにください、ということですから。それで事業がかなり拡大し、サービスの認知度なども証明してから、『スパルタコーディングクラブ』として商標登録しました。


-最初は一銭も投資を受け取らずに始めました。

「以前、VCで審査員をしていました。2016年10月から2019年3月まで、2年余りBonAngels(ボンエンジェルス)で働いていました。当時は審査役が2人ほどいて、審査役が直接発掘し、審査報告書も書いていました。私は東南アジアの投資も担当していました。最初の社会生活は2013年にゲーム会社での兵役特例で始まり、Woowa Brothers(配達の民族)で1年半ほど開発者として働いた後、BonAngels審査役の公開採用を見て、応募しました。投資したスタートアップの中にはTappytoon(タピトゥーン)という、韓国のウェブトゥーンをアメリカでサービスしている会社もあり、Mamsiteo(ママシッター)というスタートアップも担当しました。

 そうして3年間コーディングをしていて感じたのは、「ああ、世の中にはコーディングが上手な人がたくさんいるんだな」ということでした。開発者として成功するには、24時間ずっとコーディングをしなければならない才能がなければならないのですが、私は興味のあることがありすぎました。

 審査役をしていて気づいたことには、大きく分けて2つあります。一つは、初期創業、初期投資チームを見ていると「私も何かできそうだな」と思うんです。二つ目は、創業者たちを尊敬する趣旨で、「ああ、創業は本当に難しいのに、どうやってやったんだろう」と思うことです。私は前者の部類でした。そして、VCも最終的には自分のファンドを募集しなければならないという、結局は起業と同じようなプロセスを経ることになります。VCは10年以上の長い目で見なければなりません。今日Woowa Brothers(配達の民族)のような会社に投資しても、回収は10年後を期待しなければなりません。私は速いダイナミクスが好きなスタイルなので、一度起業市場に身を投じてみよう、そんな気持ちで始めました。」


-最初はイーサリアムのプロジェクトをしていましたね。

「Team SPARTAは2019年3月に会社を辞めてから本格的に始めたのですが、実はそれより1年ほど前に週末を割いて小さなプロジェクトを行いました。あ、もし起業準備中の方が見ていたら、この週末プロジェクトは本当におすすめしません。イーサリアムゲームを作りました。他の開発者の方と一緒に。イーサリアムを賭けて五目並べをして、勝った方が取るという原理でした。イーサリアムはスマートコントラクト(コインにある種の条件に対するコーディングをかけること)がありますからね。作るときは本当    射幸心、そんなことも知りませんでした。コインをその時買ったからといって金持ちになったわけではありません。とにかく不思議で面白かったです。それで、会社を辞めるときに、周りの人から事業の話を聞いて、「お前、今、これをやるために辞めるのか」と言われたんです。目が覚めました。五目並べ賭博王になるわけではありません。ローンチを控えて、すべてたたみました。」


-それでコーディング教育へ?お金になると思ったのでしょうか。

「できることがコーディングだったからです。ビジネスというのは、自分は知っていて、他人が知らないことを持ってアービトラージを利用するのがビジネスなのに、「実はコーディングは簡単」。これが私の知っていることでした。外の人はコーディングが難しいと思い込んでいるだけです。子供たちのコーディングから始めましょう。

 だから、チラシを貼って回りました。でも連絡が来ないのです。親からです。こう思いました。私が数学、科学の家庭教師のチラシを貼っても、こんなに連絡が来なかっただろうか?場所が問題だったのかな?いいえ、蘆原区(ノウォン区)、麻浦(マポ)、大峙(デチ)の学究熱のある地域には団地ごとに数百枚ずつ貼りました。大きなアパート団地20箇所に集中して。それでも連絡が来ないんです。そんな中、ある場所で家庭教師をしました。銀馬(ウンマ)アパートに住む8歳の子でした。ある日、母親が私を呼び出し、こう言ったのです。

 先生、申し訳ありませんが、子供たちのコーディング市場はまだありません。まず一つ目に、受験に入っていません。二つ目に、子供たちが学校でコーディングを学んでいます、三つ目に、数学の宿題は親がやれと言ってもやらないのに、コーディングは子供たちが勝手にやります」というものでした。コーディングがとても楽しいから。私教育は子供たちがやろうとしないこと、できないことを教えるという目的で市場が形成されますが、コーディングはその逆です。母親は、理系高校出身の兄的存在、私にちょうどメンター的に子供と一緒にいてあげてほしいという目的で、コーディングの家庭教師をさせていたんです。

 帰ってきて、共同創業者のシン・ジウォンさんに話しました。元々、非営利団体を一緒に作った仲でした。家庭教師を終えて帰ってくるなり話しました。「子供たちはコーディングをやらないって」「じゃあどうするんだ」「大人のコーディング」そうしてスパルタコーディングクラブが始まりました。」 



Notion(ノーション)のページ1つで事業開始、YouTubeの復習講義動画数本でオンラインサービス開始「ローンチとは決意をローンチすること」

-講師はご自身が担当したのですか?一週間で立ち上げたとお聞きしました。

「何の準備もなく、Notion(ノーション)のウェブページ1つで「大人のコーディングクラス募集」から始めました。」

-ローンチするものがあってこそ、ローンチをしますよね。

「私が持っているものは違います。スタートアップのローンチは「自分の決意」をローンチすればいいのです。 私はこんなことをやろうと思っています。お金を入金してください、と。」 60万ウォン(約6.5万円)のコースでしたが、20人集まりました。Notionページ一つ、1週目にこれを学び、2週目にこれを学んで、1期目なので、生涯管理させていただきます。オフィスもないため、自習室を借りてやり、ノートパソコンは持ってきてくださいと言いました。受講生から来週の授業を尋ねられると、まるで準備ができているかのように話していましたが、実際は戻ってきてから準備していました。2019年5月頃の話です。コーディングクラブ1期メンバーだったファン・スンヨンさんが加わり、3人でしっかり創業準備を行いました。」

-そうして1200万ウォン(約130万円)の売り上げを上げて、口コミでどんどん上昇?

「いえ。2期はダメでした。広告費を1週間に1000万ウォン(約107万円)かけたのに、入ってきたのは27人でした。最初の幸運は、私の知り合い営業が成功したものでした。共同創業者の知り合い営業にも限界があり、その限界を超えることができなかったのです。3期から手段を選ばずマーケティングをしましたが、3期30人、4期35人...その後60人、80人、このように増えていきました。チューターを募集して、8人1組で、1人のチューターがコーディングが詰まったら手助けする、そんなシステムも作りました。カリキュラムとクオリティコントロールを少しずつ行ったのです。

 アラーム申請マーケティングも行いました。新しい講習生の募集に入るときに、事前に登録した通知が行くようにしたのですが、予備顧客が通知を付けるじゃないですか。そうしたら、相談の電話をかけました。そうすると、お客様は困惑しますよね。相談申し込みをしたわけでもないのに電話がかかってきたためです。 えー、私は通知を付けただけなんだけど?あ、そうだったんですか?でも、コーディングについて何が知りたいのですか」と、知らないふりをして相談したりもしました。そうして、6期募集の頃、午後4時にオープンが開かれ、当時2ヶ月70万ウォン(約7.5万円)コースに1日90人が応募してきました。」

-口コミで広まったんですね。でも、なぜ?

「口コミで広まるような条件がないと噂にはなりませんよね。1つ目はスパルタ式で話題になりました、「お前、週末何してたの?」 と聞かれたら「一日中コーディングしてた」と言うので、周りも気になるのです。2つ目は、受講生が作品を作って展示会を開催しました。コースが終わってコーディングで何かを作ったら、周りの人に共有できるように。面白いウェブページもあれば、簡単なウェブゲームもあります。そのため、一期最大500人にまで増えました。」

-コロナという変数がありました。受講生が激減したと思います。

「500人いた受講生でコロナが爆発しました。払い戻し要求が続々と入ってきて、スペースは全部手配しているのに、また払い戻しをしなければならないし。結局オンラインで行うことになりました。でも、オンラインで教えるシステムもありませんでした。当時どうしたかというと、私たちが復習用に作った復習動画がありました。それを売りました。少し安い価格、40万ウォン(約4.3万円)です。

 LMSという、オンラインで講義を受講するシステムもありませんでした。ただ、YouTubeのプレイリストに講義をアップしました。もちろん、外部の人も来て、YouTubeを見ることができました。「それがどうした」と考えていました。あとでうまくいけばその時にLMSを作り、とりあえずはこの方法で当面の問題を解決しようという考えでした。

 しかし、オンライン教育には何か特徴がないといけません。一般的なオンライン教育は、きちんと修了する人が少ないです。それでやったのが、一種のオンラインスパルタ鞭打ちです。特定の日までに講義を受けなければ、その講義をアップしないと言いました。実際に受講が続かず、講義が完全に終わってしまったり、もっと聞きたい場合には理由書を数百字以上書くようにしました。お客さんに嫌われるかと思いきや、むしろ好かれました。人々はオンライン環境でも管理されるような経験が好きだということがわかりました

 Team SPARTAのキャラクター、ルタンを活用した進度の追い立て。Team SPARTAのサービスのあちこちで「あなたは勉強しなければなりません」というメッセージを目にすることができる。/Team SPARTA


-今、オンライン教育にはどのようなディテールが隠されていますか?講義を聞き続けられるようにしてくれるスパルタ教育の秘訣があると思うのですが。

「クラブのキャラクターがいます。ルタンといいます。講義を受けるたびにルタンのウェブトゥーンが出てきます。ルタンの隠された物語のようなものです。次の話は次の講義を聞いてみないと見ることができません。バックグラウンドストーリーもあります。仲間もいれば、敵である恐竜もいます。気になる方は来週に...こんな感じで終わるのですが、顧客の反応がいいです。

今は推奨進度率を「進度サウルス」というキャラクターで、恐竜にして、ルタンを追いかけている様子をずっと見せたり、一緒に受講している他の人の進度率や達成率を見せたりして、「一緒に受講している人はもうここまで来ているのに」と刺激を与えています。それもダメなら、今度は個別に電話をかけます。早く講義を聞いてください、という」

-コロナの状況で2021年に売上100億ウォン(約10.7億円)を達成しました。投資なしで。

「はい、投資なしで100億ウォン(約10.7億円)を達成しましたし、最初の投資は昨年3月に受けました。投資を受けなかった理由を今更お話ししますが、投資というのは止まらない列車の切符を切ることです。そうすると、止まらずにどこへ進むのか、明確な行き先が決まっていなければなりません。本当にコーディング教育市場が出前の数倍大きくなることができるのか、何兆ウォン(何千億円)の市場になれるのか。内部で厳しく悩み、探求して、当社が進む方向についての計画を建ててから、投資は受けなければなりません。受講生を教育する教育業がTeam SPARTAの終わりではなく、この受講生を活用して他のビジネスをする方向に成長したい。二つ目は、投資を受けることで、後ろにVCという進度サウルスが生まれるということです。

 実は投資金は今も口座にそのまま残っています。全く手をつけていません。受けてから世界的に景気が悪くなり、拡張のタイミングを慎重に見守る必要がありました。売上は2倍の成長を続けています。昨年は220億ウォン(約22.6億円)を達成しましたが、今年は400~500億ウォン(約43~約53.7億円)の売り上げを目標としています。」

 進度サウルスがルタンを追いかけている様子。推奨進度や学業成績をユーモラスに表現した。隣に見える他のスパルタ戦士たちは、一緒に受講している人たち。自分の進度と比較しモチベーションを上げることができる。  /Team SPARTA

受講生は聞いて終わりではなく、私たちと一緒に進む...スパルタの畑耕理論

「売れないのは私の問題、来年からはゲーム開発から撤退する」

-受講生を活用したビジネス?受講生は受講したら終わりでは?

「趣味で学ぶ方は1年に20万人くらいで、就職目的で学ぶ方が1年に4000人くらいだと見ています。この人たちが起業することもあります。採用プラットフォームで転職を支援する就職・採用プラットフォームを作りました。二つ目は外注開発事業、先ほどの就職や起業を目的にコーディングを学んだ顧客をレバレッジとして外注開発事業を行うことです。シニア開発者1~2人がこの方々と一緒に、注文された製品を作っています。ウェブサイト、アプリの注文が一番多いです。例えば、スパルタコーディングクラブのようなLMSシステムを作ってほしいという注文も多いです。megastudy(メガスタディ)やconects(コンタンギ)のようなサービスも、ビデオプレーヤーに複製不可能にする技術を入れていますよね。それも全部技術なのです。このようなシステムを外注で作業することもあります。」

-受講生が外注作業を一緒にするニーズはありますか?

「フリーランスや開発を学んだばかりの人にとっては、この仕事がキャリアになるわけですから。3つ目に、ゲームも作ります。昨年発売したゲームは30本ほどあります。プレイストアにたくさんあるカジュアルゲーム類を主にやっていました。そうやって立ち上げて、収益が出たら、開発に参加した人たちと収益を分け合うという仕組みです。」

-ヒットゲームはありますか?

「いえ。全部ダメでした。理由を調べてみると、私が企画、開発に全部参加していたのです。これはうまくいきそうだ、これはこうして開発する必要がありそうだ。リリースしてみたらダメでした。失敗したゲームの共通点を調べてみると、全部私が介入していたものでした。そうなると、問題は私だったのです。自分が描いた絵はなぜ売れないの?となると、自分が問題なのです。今年からはどのゲームにも私が企画に参加することはないでしょう。」

-受講生が一種の開発者ネットワークの資産であり、スパルタ傭兵部隊になるということですね。

「Team SPARTAは単なる教育会社を超えて、人材が生まれ、その畑を耕す会社です。一種の幹細胞を育てるのです。最後の方法としては、スタジオモデル、内部で多くの新規事業を作り、法人化させようとしています。カンパニービルダーのように。複数の開発者と企画者をマッチングして法人を出して、また法人を出して。内部に起業ブートキャンプがあります。ブートキャンプから出てきたチームに当社が直接シード投資をしたり、あるいは100%子会社として新事業も行う予定です。まだ何もスタートしているものはありません。」



-コーディング教育スタートアップはelice(エリス)もありますし、CODE STATES(コードステイツ)もあります。競合他社がかなりあります。この市場は成長し続けるのでしょうか?すでに飽和状態ではないでしょうか?

「成長し続けています。3~4年前にも、みんな頭の中に「コーディングを学ぶべきかな」という考えはありました。誰も始めませんでしたが。ところが、水が凍るときに、ある特定の点に刺激が加わると固まるように、この現象がコーディングで起きています。この会社もコーディングを学んでいるし、あの会社も学んでいる。企業研修でも、コアリソースを派遣して集中教育するクラスが拡大し続けています。」

-これまでに有料顧客20万人、完走率90%を達成しました。高い教育修了率の秘訣は?

「首根っこを掴んで、引っ張ってくる濃い管理システムです。様々なディテールに言及しましたが、結局は本気度の度合いです。就職コースは週に100時間ほどコーディングをしなければなりません。ご飯だけ食べてコーディングしなければならないのです。成果を測定し、ランキングをつけ、成績が落ちたら連絡したり面談したり、一緒に夜を明かしたり。趣味で学んでいる方も、当然のことながら進度が落ちたらお電話します。あまりにも電話が多いので、アプリに「電話しないでください」ボタンも作りました。電話が頻繁にかかってくるという顧客からの苦情もありました。

スパルタ式教育は、長期間ブランドとして構築することで輝きます。初期に短期的に光るものではないため、企業が投資をするのは難しいです。レッスンは同じコースを繰り返し受講することはありません。結婚と同じです。結婚がうまくいけばまた結婚する必要がないように、一度きちんと受講すればリテンションは発生しません。どういうことかというと、一度支払いを済ませたら、あとは受講内容が重要です。まずはこの経験を集中管理方式で投資する必要があり、短期的にはコストですが、最終的にはブランドになります。スパルタ式にコーディングを学ぶにはスパルタコーディングクラブに行くべきだという。」

-そのコストを耐え続けたのは、ブランド形成のためなんですね。

「そしてもう一つ、受講生をベースにビジネスをしなければならないためです。受講生の修了率が低かったり、スキルが落ちれば、それを元にビジネスすることもできません。良い人材が生まれてこそ良い仕事ができる、だから良い人材が生まれるために投資するということです。」



GPTでコーディングが消える?むしろもっとコーディングが簡単になり、誰でも挑戦できるようになった。

-GPT のコーディングスキルは相当のものです。コーディングもGPTに取って代わられるという推測が出ていますが。

「GPTが出てきて、むしろお客さんがかなり増えました。一見すると、GPTがあるからコーディングをしなくてもいいと思うかもしれませんが、もう少し考えてみると、コーディングを少し学ぶだけで、GPTを利用してコーディングをかなりのレベルで行うことができます。むしろハードルが低くなりました。これなら私もできそうだけど?というような。そのため、人がより多く流入するのです。

正直、まだGPTが開発者1人を完全に代替することはできません。まだまだですし、開発者は単純なコーディングをするより、アーキテクチャ、全体の構造を組むことにもっと多くの時間を費やします。むしろGPTは単純なコーディングを減らして仕事を楽にするツールなのです。一方で、頭で考えずに単純なコーディングを行っていた開発者の雇用が脅かされる可能性もあります。10年分の仕事をするのではなく、1年分の仕事を10年間繰り返していた方には脅威になる可能性があります。ChatGPTの無料コーディング講座をオープンしたところ、一日で30000人以上が集まりました。GPTでコーディングする方法を教えてくれる講義ですが、それだけ反応が熱いのです。」

-本質的な質問、なぜコーディングを学ぶ必要があるのか?開発者はお金をたくさん稼ぐから?

「今日より明日、よりデジタルな世界になるのは自明です。それはおそらくアフリカ原住民も知っています。デジタルがどのように回っていくのか、理解することは競争力です。短期的に、実用的にコーディングができるようになると、仕事の範囲、自動化の範囲がぐっと広がります。自分が使える自分のスキルの幅が広がるのです。

 韓国投資証券はすでに5回以上、一度に60人の社員を決めて3週間、業務を休んでコーディングを学び、再び業務に復帰する教育を行っています。開発者ではありません。証券会社のトレーダーで、貴重な資源を送ることになります。なぜかというと、戻ってコーディングをして自分だけのカスタマイズコードを作り、実際のトレードに適用するのです。会社側としても、その人達の生産性がアップグレードされたのです。そのため、着実に訪ねてこられ、こうして教育を受けに来る企業も増えています。」

-就職コースでは3ヶ月以上かけてじっくりコーディングを行います。90%程度が就職されたそうですが、問題はコンピュータ科出身の開発者と実戦で競争になるのか、です。それほど短期間で学んだのに。

「有名な小説家に、国語国文学科専攻の人があまりないのと同じ理屈です。最初は競争で大変でしたが、今輩出して1~2年経った方を見ると、日進月歩で成長されています。結局、コーディングも継続的に新しい言語が更新され、製品が出てきており、絶えず勉強しなければなりません。この過程を経た人たちは確かなモチベーションと意志がある人たちで、むしろ卒業した後も同期同士で集まって勉強しています。もっと追いつかなければならないという気持ちからです。」


果樹園でe martに勝とう、スパルタ式ゼロトゥーワン

独創的なアイデアで涙が出る、「バンギュよ、今年は家でコーディングしてくれ」

-POS端末市場の規模はどのくらいですか1兆ウォン(約1000億円)ビジネスをする市場になるのか気になります。

「コーディング教育の競争相手が何かと聞かれたら、英語教育でしょうか?いいえ、むしろピラティスが競争になることもあります。なぜなら、ピラティスに13万ウォン(約1.4万円)使うか、コーディングに使うか悩むためです。このようにサラリーマンが自己啓発に使うすべての市場を合わせると最大5兆ウォン(約5300億円)になります。投資家からの質問も多かったのですが、今の競合他社の売上を合わせると大体1000億ウォン(約107.4億円)程になると思います。だから、投資家たちは5000億ウォン(約537億円)が限界ではないかと言っています。」

-コーディング教育で売上1兆ウォン(約1000億円)が可能でしょうか?

「単一の教育企業として売上高1兆ウォン(約1000億円)を突破した韓国企業はないと思います。それでもmegastudy8000億ウォン(約860億円)を少し超えています。グローバルでCoursera(コーセラ)の時価総額は3兆ウォン(約320億円)を超えています。インドは全く別のゲームです。韓国で頑張れば売上1000億ウォン(約107億円)は可能だと思います。日本も最近、第1期生を募集し、海外進出を狙っています。

-結局、会社を確実に成長させる手段は、採用プラットフォームと外注開発なんですね。

「今年の採用プラットフォームの売上は20~30億ウォン(約2.1~3.2億円)程度になると予想しています。これからが本番です。人材のバリューチェーンを作っていると考えています。e mart、Kurly(カリー)などの流通企業をよく見ると、果樹園に投資していることが多いです。良いものを空輸するためです。NAVER、Kakao、KRAFTON(クラフトン)などの会社を見ると、教育ビジネスをやろうとしていたり、やっています。NHNも過去にネクストという会社を作ったくらいですからね。よく考えてみると、巨大企業が教育業に進出した理由は、結局は人です。良い人材を取りたいからです。当社は逆に進みます。とても良い果樹園があるので、e martに勝ちに行きますよ。人材が生まれる畑があるのです。」

-他の会社はなぜこのようなビジネスをしないのでしょうか。

「私と背景が違うからでしょうか?私は審査役として、他の創業者がゼロから何かを作るのを見て経験し、何が理にかなっているか、何が理にかなっていないかを見てきました。そして、誰が起業すべきか、人々をユーティリティ化することが可能だと自分自身で信じています。そのため、この方法を試すことができるのです。」

-KAIST(カイスト)の産業工学科出身です。元々起業が夢だったのでしょうか?

「産業工学はあらゆることを学びますが、卒業後、機械科は自動車、電気電子はSAMSUNG(サムスン電子)のように進路が決まっていない学科でもあります。だから以前から色々と悩んでおり、必ずしも起業やVCに行くという目標もありませんでした。

ライフミッションはありました。奇抜なアイデアで世界中の人々に喜びの涙を流させる。20歳の時に立てたモットーです。いつも実践しようと努力しています。オンラインに切り替えて、一度バイラルマーケティングが爆発したことがあります。コロナ以降初めての秋夕(チュソク)でしたが、無料特別講義を立ち上げて、素早く麦わら帽子と手袋、赤いリンゴを手に入れました。そして、コンセプトを決めて写真と一緒にコピーをつけました。

「ボムギュ、今年は実家に帰ってこないで家でコーディングしろ」


コロナ期間最初秋夕のTeam SPARTAのバイラルマーケティング。/ティムスパルタ

/media/ちょい事情通の記者(쫌아는기자들)
記事を書いた人
ちょい事情通の記者(쫌아는기자들)

朝鮮日報のニュースレター、「ちょい事情通の記者(쫌아는기자들)」です。

  • ホーム
  • 企画記事
  • 「Team SPARTAのイ・ボムギュ」 投資金0円、2年で売上200億ウォン(約21.5億円)突破