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(1/3)なぜ、韓国語?韓国就職?|韓国在住日本人サラリーマンが語る【"韓国で働く"にまつわる話】

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目次

なぜ、韓国語?韓国就職?

はじめに

はじめまして。MakinaRocksという韓国の産業用AIスタートアップで日本事業を担当している永井宏志郎と申します。縁あってKORITで、韓国就職やビザに関して連載をさせていただくことになりました。


MakinaRocksインタビュー記事👇


産業の現場における「実感できるAI化」を実現する |株式会社MakinaRocks -日本事業開発担当 永井宏志郎KORIT

産業の現場における「実感できるAI化」を実現する |株式会社MakinaRocks -日本事業開発担当 永井宏志郎KORIT

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駐在で来たわけでもなく、韓国の方と結婚したわけでもなく、特にKコンテンツにどはまりしたわけでもない、ある種の在韓日本人マイノリティの目線から、韓国での仕事とビザという韓国で生活していく上で避けては通れない問題について、体験談ベースで書いていきたいと思います。

 第一回の今回は自己紹介も兼ねて、なぜ私が韓国語を学び、韓国での就職を選んだのかということについて紹介します。


ワーホリ生活初日(2019年6月4日)の夕焼け


自己紹介

私は福島県の会津という「歴史ある田舎町」で生まれ育ち、東京の大学に進学しました。大学・大学院の間にアメリカや中国、そしてソウルで交換留学を経験して、卒業後は東京の戦略コンサルティング会社に就職しました。

3年半ほどその会社で仕事をしたのち、2019年の6月にワーキングホリデービザを使って再度韓国に渡り、運よく映画関連のCJ4DPLEXというCJグループの会社に転職したのち、複数の韓国スタートアップの日本進出ポジションで仕事をしてきました。


最初の職場だったCJ4DPLEXの入口

 

なぜ韓国に興味を持ったのか?

「韓国で仕事をしています」というと、私が受けるよくある質問のうち2大質問が下記の2つです。

「なんで日本じゃなくて韓国で仕事してるんですか?」

「K-POPやKコンテンツが好きで韓国に来たんですか?」

先にお答えすると、一問目に関しては、「ただなんとなく居心地がよかったから」が答えになります。二問目に関しては、「別にK-POPやKコンテンツがとりわけ好きだったわけではありません」が答えになります。

ではなぜ韓国と接点を持ったかというと、私の場合は学部での卒論の研究テーマでした。もともと、核問題と国際関係に興味をもっていた私は、アメリカに交換留学しました。その時に、国際関係の授業をとった教授が韓国人の先生で、卒論のテーマを相談しにいったら「あなたはアジア人なのだから、北朝鮮の問題をやるといいよ!」といわれ、それなら韓国語も少しはできた方がいいのかなと思い学びだしたのが、きっかけです。

そのため、この文章を読んでくれている読者の方々と比べるとちょっとイレギュラーな入口から入ってきました。

ただその後、韓国での語学研修や大学院で韓国への交換留学を経験して、熱気があって、人がよくて、食べ物もおいしい。明確な言語化が困難なのですが、何よりも「居心地がいい」韓国の魅力にどっぷりはまりました。


どうやって韓国で就職したのか?

社会人生活も数年たち、何か新しいチャレンジをしたいタイミングで思いついたのが、再度韓国に行くことでした。とりあえず、ワーホリビザを取得して、少し人生の小休止ぐらいの気持ちで韓国に来たのが2019年6月です。そのころ、延世語学堂に通っていた私にLinkedInで人材エージェントから何やらメールが届きました。面白そうな仕事だったので、その仕事にアプライしたことがきっかけで韓国就職し、そこから5年ほど韓国企業で仕事をしています。

 その際に意識していたことは、
とにかくいろんな人に合うLinkedInや転職サイトの情報を最新に保つ応募条件に完全にフィットしていなくても問い合わせ・アプライしてみるということでした。この3点は、新卒・転職問わず韓国で就職する上では必要な心構えだと思います。

 

韓国語はどうやって勉強したのか?

これに関しては、正直ほとんど会社で使いながら覚えました。交換留学時代は英語での授業環境だったため、韓国で仕事をはじめた5年前は日常会話もおぼつかないレベル(ギリギリTOPIK4級)でした。あとは、Papagoを頼りに韓国語で仕事をし続けることで、なんとかそれなりに仕事ができるようになりました。

私の場合は韓国での最初の職場の上司が、私が作った稟議書を赤ペン先生のように丁寧に指導してくれたことが今の土台になっています。そのため、その上司には職場を離れた今も、頭が上がりません。一つ言えることは、言語については指摘されることを恐れずに、周りの人にどんどん頼るのが大事かなと思っています。

特に転職で韓国就職する場合は、対象業務であり対象市場をどれだけ知っているかが何よりも大事だと思います。日本市場に関するポジションであれば、その人が会社の日本展開に資する人材であるかの方が、韓国語能力よりも何倍も重要かと思います。韓国語がネイティブレベルでも話す内容がからっぽであれば、すぐ面接官は見破ります。韓国語がネイティブレベルではできないからと気後れをする前に、まずはトライしてみましょう!

次回の記事では、韓国で大企業とスタートアップで仕事をしてきた私の目線から、
韓国の大企業とスタートアップの比較をしていければと思います。

 

韓国で暮らすサラリーマンの生活豆知識

韓国で暮らしているとやはり日本のものが恋しくなりますよね。衣食住でいくと、飲食店はかなり日本食のものが増えましたが、住の部分でもニトリが積極的に韓国出店を続けています。11月に初出店したと思ったら、いつの間にか3店舗があるそうです。

「お、ねだん以上。」というキャッチコピーは何になるんだろうと思っていたのですが、”가격, 그 이상의 가치(価格、それ以上の価値)”となるんですね。この辺のキャッチコピーの翻訳は、「訳す人大変だろうな」と変に同情してしまいました。

(左)ニトリ韓国一号店の入り口、(右)「お、ねだん以上。」は韓国語で?



永井宏志郎(ながい・こうしろう)‐MakinaRocks 日本事業開発担当

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Twitter:https://twitter.com/KoshiroNagai

ブログ:https://www.koshiro-nagai.com/


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/media/永井宏志郎
記事を書いた人
永井宏志郎

東京大学公共政策大学院とソウル国立大学国際大学院を修了。戦略コンサルティングファームのピー・アンド・イー・ディレクションズにて、中期経営戦略の策定・実行支援などに従事。 2019年に韓国に渡り、映画関連会社であるCJ4DPLEXに転職。その後、オンラインクラスプラットフォームのCLASS101に参画し日本事業を立ち上げ、事業開発として事業を拡大。 韓国の化粧品会社を経て、MakinaRocksにジョイン。日本事業開発を担当。

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