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SEHAN NFC、簡便決済・店頭管理…アプリ一つで解決します│#Let's スタートアップ

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【#Let's スタートアップ】SEHAN NFC、簡便決済・店頭管理…アプリ一つで解決します

客で賑わうソウル・延南洞(ヨンナムドン)のカフェCHAI(チャイ)レジの前に客列が長くなると、スタッフがスマートフォンを持ってテーブルに行き、注文を受けて決済まで終える。あっという間にPOSレジが2台になったわけだ。スマートフォンさえあればいつでもどこでも決済できるこのソリューションの利点はまだある。QRコードはもちろん、青少年が多く使う後払い交通カードでも決済できる。

SEHAN NFC(セハンNFC)は、モバイル簡易決済POSシステム「Payplug(ペイプラグ)」を作った会社だ。「Payplug」はすべての決済・店舗管理ソリューションをアプリケーション(アプリ)一つに統合させた。持って当てると自動的に決済されるNFC方式・QRコード撮影・顔認識・Blutooth Dongle(ブルートゥースドングル)まで、モバイル決済技術なら何でも可能だ。

ペ・ソヒョン代表(写真)は20年間、KB国民銀行・カードなど金融業界でフィンテックと支払決済の新事業をくまなく経験した現場通だ。SEHAN NFCを創業したのは昨年6月。目標はいつでもどこでもスマートフォンさえあれば決済できる環境を作ることだった。

ペ代表は「アプリをダウンロードしてメニューや価格を入力するなど、いくつかの手順を踏めば、すぐにPOSレジのように活用できる」とし「カフェCHAIのモバイルPOSには68個のメニューが登録されているが、このように、多くのメニューもテキストメッセージを送るように簡単に決済システムに追加できて便利だ」と説明した。

モバイルPOSは自営業者と小規模の店舗で特に活用度が高い。カード決済時に支払う手数料のほか、何の追加費用もなく簡単にモバイルPOS環境を作ることができるからだ。ペ代表は「加盟店の利便性に悩むフランチャイズの本社からも関心が高い」とし「最近ホットなコンポーズコーヒーも1400カ所に上る全国加盟店に『Payplug』を順次導入する計画」と強調した。

「Payplug」というブランドコンセプトは「世界のすべてのペイを差し込む」という意味を込めて作った。どんな決済プラットフォームでも「コンセントを差し込む」ように簡単に、迅速につなげてくれるという意味だ。ペ代表は「すでにクレジットカード、口座決済、簡易決済、地域通貨など、決済手段が非常に多様になっている」とし「今後、海外決済と仮想通貨決済などが着実に広がっていくと思うが、決済手段が増えるほど『Payplug』の競争力が際立つだろう」と話した。

時間と空間の制約を乗り越えられることも魅力だ。ペ代表は、「スマートフォンだけであればどこでもPOSを実現できる。宅配や配達、フードトラック、伝統市場、テイクアウト専門店など、『決済ブルーオーシャン』市場も積極的に攻略する」と話した。

創業間もないため、モバイルPOS加盟店の拡大に注力するが、ペ代表はブロックチェーンの技術を活用した新規サービスとビッグデータプラットフォーム事業、加盟店NFT発行をはじめとする仮想資産市場への進出まで念頭に置いている。ペ代表はKB国民銀行新技術パート長、KB国民カードフィンテックチーム長、KBカンボジア国民銀行グローバルフィンテック担当を務め、SEHAN RFシステム副社長を経てSEHAN NFCを創業した。


写真〈ソウル・延南洞のカフェで、1人の客が店員のスマートフォンに入った「Payplug」を利用してテーブルで「アメリカーノ」の注文決済をしている。クレジットカードを持って当てれば決済されるのはもちろん、QRコードや後払い交通カードでも手軽に決済できる。 (キム・ホヨン記者)〉



原文:https://www.mk.co.kr/news/it/view/2022/04/364054/

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