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【10月資金調達現況】韓国スタートアップ:車両・モビリティ分野|月間スタートアップレシピ

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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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【10月資金調達現況】韓国スタートアップ:車両・モビリティ分野 月間スタートアップレシピ

 

車両・モビリティ分野:2022年10月資金調達動向

自動運転関連のスタートアップに持続的な投資

韓国で初めてUAM(アーバン・エア・モビリティ)エアタクシーを開発している企業が投資会社の関心を集めている。グローバル市場を舞台に、自動運転技術を披露するモビリティ・スタートアップへの持続的な投資が行われている。

 

Plana(プラナ)

118億ウォンの資金調達、未来航空モビリティの商用化目指す

垂直離着陸の電気推進航空機の開発を手がけるPlana(プラナ)が118億ウォン(約12億2,800万円)のプレシリーズAの資金調達をした。累計投資額は140億ウォン(約14億5,800万円)だ。Planaは2021年7月に設立した。関連業界のキャリアを持つ専門家40人を採用し、韓国で唯一、ハイブリッドベースの垂直離着陸の電気推進航空機を開発している。ハイブリッド垂直離着陸機は、バッテリーと自発電が可能な、環境にやさしいタービン発電機を組み合わせて駆動する。Planaはパイロット1人、乗客4~6人を乗せて最大350km/h、500km以上飛行が可能な機体を開発。2028年ソウルと南部の済州(チェジュ)を行き来する未来航空モビリティ(AAM)の商用化を目指している。このため、米国支社の設立を計画している。



AutoL(オートエル)

110億ウォンの資金調達、海外市場攻略へ

ライダセンサーを手がけるスタートアップのAutoL(オートエル)が110億ウォン(約11億4,600万円)の資金調達をした。現代自動車の社内スタートアップからスピンオフした会社であるAutoLは、レーザーを発射して反射した信号を分析して周辺を認識するライダーセンサーを開発している。ライダーはレーダーなど他のセンサーに比べて高価で大きいというデメリットが指摘されているが、AutoLはオブジェクト認識ソフトウェアと中・長距離用の32チャンネルライダーを開発し、この問題を解決した。AutoLは今回の投資で様々な用途のライダー製品の開発を加速化させるほか、海外営業を担う人材を補強し、韓国内のみならず海外市場の攻略に乗り出す。

 

/media/KORIT編集部
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KORIT編集部

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