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【11月資金調達現況】韓国スタートアップ:コンシューマーテック分野|月間スタートアップレシピ

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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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コンシューマーテック分野:2022年11月資金調達動向

コンシューマーテック分野に多くの資金流入

ライフスタイル関連のプラットフォームスタートアップが大規模な資金調達を行い、コンシューマーテック分野に久しぶりに多くの資金が流入した。

 

KREAM(クリーム)

1,700億ウォンの資金調達、企業価値は9,200億ウォンでユニコーン目前

限定版リーセルプラットフォームKREAM(クリーム)が1,700億ウォン(約174億5,600万円)の資金調達をした。企業価値は9,200億ウォン(約944億5,700万円)と認定され、ユニコーン目前だ。KREAMはNAVER(ネイバー)の子会社SNOW(スノー)が2020年3月に設立した。ストリートウェアやブランド品などに商品カテゴリーを広げ、最近、ロッテ百貨店内にも店舗をオープンさせた。また、グローバル市場で事業を行っているblank(ブランク)に投資し、クロスボーダープラットフォームのエコシステム構築を構想。マレーシアなど海外Eコマースプラットフォームへの投資も進めるなど、グローバル進出を加速化させている。


出典:スタートアップレシピ

 

Life goes on(衣食住カンパニー)

490億ウォンのシリーズC資金調達、スマートファクトリーの物流自動化など計画

ランドリーサービス LaundryGo(ランドリーゴー)の運営会社Life goes on(衣食住カンパニー)が490億ウォン(約50億3,100万円)のシリーズCの資金調達を行った。2019年に設立したLife goes onは、ランドリー産業の革新のためにデジタル化を推進している企業で、洗濯物回収サービスLaundryGoをはじめ、無人スマートランドリーやホテルランドリー分野にも進出した。今年は昨年比3倍近い売り上げ実績を残した。また、米国のランドリースマートファクトリー専門企業を買収するなど、グローバル市場にも挑戦している。今回の投資金でスマートファクトリーの物流自動化、CSシステムの高度化、サービス地域の拡大を進める計画だ。


出典:スタートアップレシピ

 

jeongyookgak(チョンユッガク)

470億ウォンの資金調達、オンラインコマースに集中

フードD2Cサービスのjeongyookgが470億ウォン(約48億2,500万円)の資金調達を行った。2016年に設立したjeongyookgakは、新鮮な肉を顧客に直接配送するD2Cモデルを構築し、工場ですぐにパッケージングして配送する方法で複雑な流通段階を減らし、低価格と鮮度維持を実現、急成長を遂げた。今回の投資を通じてオンラインコマースに集中する一方、来年の食品業界の景況を見越して、新規事業は一時停止する計画だ。

 


出典:スタートアップレシピ

 

THE PIRATES(ザパイレーツ)

160億ウォンのシリーズC資金調達、グローバル事業拡大へ

水産物プラットフォームTHE PIRATES(ザパイレーツ)が160億ウォン(約16億4,200万円)のシリーズC資金調達を行い、企業価値1,000億ウォン(約102億6,600万円)と認められた。2013年に水産物価格を知らせる水産市場情報ブログを開設したのを皮切りに、水産物の流通構造の革新を追求してきた。水産物の需要者と供給者を連結させ、水産物のB2B領域を拡大させた。今回調達した資金で、最近、急増しているインバウンド需要に対応、グローバル事業の拡大に乗り出す計画だ。また、同社は今年、中小ベンチャー企業部(省)が選定した「予備ユニコーン企業」にも選ばれている。

 

出典:スタートアップレシピ

/media/KORIT編集部
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KORIT編集部

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