【12月資金調達現況】韓国スタートアップ:ソフトウェア分野|月間スタートアップレシピ
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【12月資金調達現況】韓国スタートアップ:ソフトウェア分野 月間スタートアップレシピ
ソフトウェア分野:2022年12月資金調達動向
海外の投資会社が注目
ソフトウェア分野に属する企業の多くは、海外に本社を置いたり、海外市場に合わせてサービスを準備したりしており、グローバル投資会社の関心を惹(ひ)きつけている。
BESPIN GLOBAL(ベスピングローバル)
UAEのIT企業から1,400億ウォンの資金調達、2,000億ウォンの追加投資でも合意
クラウド管理企業BESPIN GLOBAL(ベスピングローバル)がUAE(アラブ首長国連邦)最大のIT企業e& Enterprise(イーアンドエンタープライズ)から1,400億ウォン(約148億1,200万円)の資金調達をした。BESPIN GLOBALはクラウドインフラ企業と顧客会社を結ぶサービスで、クラウド転換に必要なものをワンストップで支援する。米国、中東、東南アジア、中国など9カ国に14の事務所を置いている。両社は中東、アフリカ、パキスタンなどを主要拠点として活動する合弁会社を設立予定で、2,000億ウォン(約211億5,800万円)の追加投資でも合意し、e& Enterpriseを通じてグローバル拡張に集中する計画だ。
Twelve Labs(トゥウェルブラボ)
160億ウォンの追加資金を調達、220億ウォンのシード投資完了
映像AI検索プラットフォームTwelve Labs(トゥウェルブラボ)が韓国内外の投資家から160億ウォン(約16億9,200万円)の追加資金を調達し、220億ウォン(約23億2,700万円)のシード投資を完了した。2021年に設立したTwelve Labsは、映像の中から特定のシーンを見つけることができるサービスを提供している。AIを利用して動画の中の物体、人、音、会話などを抽出して関係を識別する技術だ。Twelve Labsは2021年、米マイクロソフトが主催したAI映像認識大会の映像検索部門で優勝し、その技術力を立証した。投資金を活用し、映像理解分野に特化した大型AIモデルを開発して商用化する計画だ。
ONDA(オンダ)
120億ウォンの資金確保、海外進出を本格化
ホスピタリティテック企業ONDA(オンダ)が、120億ウォン(約12億6,900万円)の資金を確保した。2016年に設立したONDAは宿泊エコシステムのデジタル転換事業を推進している、ホテル・宿泊施設B2B SaaS(Software as a Service)企業だ。企業向けオンライン宿泊統合販売システムを中心に、ホテルSaaSソリューション、中小宿泊SaaSソリューションなどを提供している。2022年上半期に初めて半期の取引額が1,000億ウォン(約105億7,800万円)を突破し、売上も前年比2倍以上増えた。子会社のONDA Management(オンダマネージメント)を通じて生活型宿泊施設Whatsong(ワットソン)に投資したほか、HOTEL CULLINAN(ホテルカリナン)などを買収した。グローバル進出も本格化させている。東南アジアのホテル市場に参入し、韓国の顧客が現地のホテルを手軽に利用するよう、ソリューションを提供している。
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