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モビリティ分野の韓国スタートアップ4社|月間スタートアップレシピ

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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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モビリティ分野:2022年1月投資誘致動向

モビリティ分野で自律走行関連企業が圧倒的に多くの投資金を誘致している中、少数の企業に投資金が集まる現象は相変わらずだ。特徴的なのは、モビリティの未来成長性が大きいほど、単一投資で一度に大きな資金が投入されるということだ。

Jinmobility(ジンモビリティ) 

大型乗合タクシーI.M(アイエム)の運営会社Jinmobilityが、800億ウォン(約75億円)を誘致し、企業価値2,300億ウォン(約215億円)と評価された。Jinmobilityは、既存のタクシー会社を運営していた運営陣がIT企業と合併して作ったモビリティ企業で、独自のタクシーライセンス740社を保有している。AIベースの配車アルゴリズムにより、ドライバーのマッチングをサポートし、アプリで自動支払いが可能です。Jinmobilityは今回の投資でタクシー1,500台を増車し、自律走行技術確保と高度化のための研究開発(R&D)、タクシーサービス地域拡張などに投資する予定だ。

◆投資誘致現況



Spring Cloud(スプリングクラウド)

Spring Cloudが、180億ウォン(約16億円)の資金を誘致し、累積投資金240億ウォン(約22億円)を確保した。2017年に設立されたSpring Cloudは、人工知能ベースの自律走行モビリティサービスとデータ分析サービスを提供する。国内で初めて自律走行シャトルをサービスを開始し、サンドボックスを通じて無人シャトル国内初の許可を受けて運行実証サービスを提供中だ。3月中に麗水地域に自律走行モビリティハブマルチプラネットを披露する予定で、推進中の自律走行スマートファクトリー構築を通じて自律走行シャトル国産化するという目標をもっている。

◆投資誘致現況


BEMYCAR(ビーマイカー)

レンタカーサービスBEMYCARが、100億ウォン(約9億円)の資金を確保した。2013年に設立されたBEMYCARは、直接車両を所有してレンタルをする競合他社とは異なり、レンタカー会社と提携して非運行車両を共有する。現在650社のレンタカー会社と提携しており、月額取引額は300億ウォン(約28億円)を突破した。BEMYCARは、2020年7月の予備ユニコーン企業に選定されており、今回の投資金で自ら開発した車両共有プラットフォームIMSシステムの高度化と関連企業の買収、環境にやさしい車両の購入などに活用する計画だ。

◆投資誘致現況


Vueron Technology(ビューロンテクノロジー)

自律走行3Dライダー(LiDAR)ソリューションVueron Technologyが、プレシリーズA段階で100億ウォン(約9億円)投資金を誘致した。2020年に設立されたVueron Technologyは、国土交通部から自律走行臨時免許を受け、ライダーセンサー一つでソウルから釜山まで運転者介入のない100%自律走行を成功させた。グローバルライダセンサー会社であるVelodyne(ベロダイン)、 Ouster(アウスター)などと戦略的パートナーシップを結んでおり、StradVision(ストラドビジョン)、ネクスティレクトロニクスグループなど国内外のモビリティと協力して事業を拡大中だ。Vueron Technologyは昨年、米国シリコンバレー支店の設立に続き、ドイツのミュンヘンに支店を設立する予定で、自律走行技術を基盤として無人移動体ソリューションに拡張する計画だ。

◆投資誘致現況


/media/KORIT編集部
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KORIT編集部

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