AI活用で廃棄物を自動選別、AloT循環型経済ソリューションを開発

弊社Oysterableは、2019年に韓国で創業された資源回収ロボット「Lalaloop」および再利用容器循環システムを開発・提案している、AIoT技術を活用した循環型経済ソリューションのリーディングカンパニーです。

環境破壊に伴う地球温暖化が深刻化する中、持続可能性を優先し、人々が自主的に環境保護活動を続けていける世界をつくるために、この事業を始めました。

「Lalaloop」は、AIで廃棄物を自動選別し、利用者への報酬システムやデータ管理プラットフォームを通じて循環経済の透明性を高めるソリューションです。

それと並行して報酬アプリ「Today’s Recycle」の運営も行っています。
このアプリは環境保護活動に参加した市民に報酬を与えることで、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた、市民の継続的な参加を促すことを目的として開発されました。

高い技術力と確かな実績、すでに韓国内で1,200台超の導入件数

弊社システムの大きな強みは、「高い技術力」と「確かな実績」です。

社内は、開発、営業、システム管理、技術サポートの4つのチームで構成されており、

各チームがそれぞれ業務に集中しながら協力し合い、力を合わせることで会社としてのパフォーマンスを最大化することに努めています。
それによって弊社の資源回収ロボットは他社の資源回収ロボットに比べて柔軟な性能を持ち、多様なモニタリングシステムとIoT技術を活用した安定的な運営管理や回収体系を実現しています。

また、他社よりも合理的な価格帯であることも強みと言えるでしょう。

昨今、環境保護の必要性と重要性は世界中で取り上げられ、いまや環境保護への取り組みは、国家や企業の価値を図る上で欠かせない要素になっています。
ですが、環境事業に充てられる予算にも限りがあることは確かです。

そのため、設置や運用にかかるコストにも気を使い、より多くの場所で多くの方に環境保護活動に参加していただけるように努めています。 

その結果、現在韓国国内で約1,200台の弊社の資源回収ロボットを設置することができました。

多くの自治体や大企業が地域の空間や事業場などに私たちのロボットを通して資源を回収し、リサイクル率を上げ、これまでに約600トンの廃棄物を削減することに成功しています。

このような確かな実績データは、私たちの何よりもの武器です。

実際、私たちはStarbucksや韓国の大型スーパーEmart、その他にも電子企業や化学企業など様々な企業と協力し、環境保護への取り組みを広げています。

これからも、しっかりと実績を出すことで、私たちの確かな技術力を証明し、環境保護に対する信念を体現し続けていきたいと思っています。

日本企業とMOU締結、2025年から本格的に日本市場進出へ

日本は、先進国の中でも特に環境意識が高く、非常に多くの環境政策があり、持続可能性や循環経済関連への投資も充実している国です。

それに加え、韓国とは飛行機で約2時間という物理的距離の近さに加え、文化的な親近感もあります。
そんな魅力的な日本市場に参入するべく、私たちは5月に東京で開催された「SusHi Tech Tokyo 2025 」にも参加し、日本のパートナー企業とMOUを締結しました。

現在、本格的に日本市場進出をするための準備をしています。SusHi Tech Tokyoでは日本の大企業、不動産関連企業、ITシステム関連企業などとの接点にも恵まれ、日本社会のどんな場所に需要があるのか直接知ることができたので、現在それを元に日本市場でどう動いていくのか計画を立てているところです。

今後、積極的に日本の様々な地域への営業活動を開始する予定で、今年下半期までには主要企業と共にPoCを完了し、市場性やサービスの実運用性を立証したいと考えています。

日本の様々な都市でリサイクル率を高めるとともに、環境保護の大切さとその価値に気づいて、環境保護活動に参加する人を増やす企業として日本市場に認知されることを目標にしています。

伝え続けて、未来を変える

地球規模の問題に挑戦し続けていく環境分野での事業は、毎日試行錯誤の連続です。

これは私の個人的な見解ですが、この分野は他の分野に比べて、特に保守的なところが目立つような気がします。人々の生活に密接している問題にもかかわらず、詳しい内容や取り組みについてはあまり知らないという人が多いからかもしれません。

そのため、新しい技術やシステムを提案しても、導入までにかなり長い時間を要することもしばしばです。
多くの人を一斉に説得できる事例を作らなければいけないので、想像以上の根気がいりますね。それがこの事業の一番大変なところであり、私たちの力量が試されるところでもあると思います。

しかし逆に、そのように苦労して人々の理解を得ることで、弊社のシステムを通して、環境保護への意識を改めてくれたり、実際に環境保護活動に参加してくれる人は確実に増えていきます。私たちが介在したことによって、地球環境を少しでもいい方向に変えられていると実感できる瞬間は、言葉では言い表せない格別なものです。

人の心を動かして、その人の環境や習慣を変えることは簡単なことではありません。
ですが、社会や風潮を変えるには、「伝え方を工夫すること」と「諦めずに伝え続けること」の両方が必要なのだと思います。

地球全体が大きな変曲点を迎える今後10年間で何ができるか

これからの10年で、地球環境自体は大きな変曲点を迎えると言われています。

特に、炭素排出や、廃棄物に対する節減量で目に見える変化を作らなければ、一国家規模にとどまらず、世界規模で大きな困難を経験することになるでしょう。

このような現実に対峙し続けていくため、私たちはこれからも最先端の技術を駆使して社会全体で効果的に循環経済を実現できるシステムを運営していきます。

3年以内には日本市場への深い定着を目指し、そして10年以内には、世界中で循環経済を導くことができる環境スタートアップとして成長していたいです。

市民ひとりひとりが小さな参加は積み重なると、地球的規模の問題を解決する大きな力になります。

技術を使って持続可能を実現することも必要ですが、人々の環境保護活動への参加を当たり前にすることも持続可能に必要不可欠な要素なのです。

社会全体に環境保護活動の重要性を知ってもらうために行動すること、つまり人々に「気づき」に与えること。それが私たちの経営哲学そのものです。

日本の環境市場は、世界の中で一番成長可能性の高い市場です。そのため、私たちのような海外スタートアップでも、関心を持っていただくことに成功すれば、短期間内でもより速い成長と成果を収めることができると考えています。

すでに韓国内では確かな成果を出し、社会的価値も認められていますし、この事業は地球の未来に必要なものだと確信しています。
Oysterableのビジョンや取り組みにご興味を持ってくださる日本企業の方がいたら、いつでもお気軽にご連絡ください。


Oysterable

HP:https://www.oysterable.com/