代表 キム・スミン

韓国・ソウル生まれ。
梨花女子大学を卒業後、2018年から国内IT・プラットフォーム分野でキャリアを築き、複数のプロジェクトを担当。これまで3度の創業経験を持つ。
超高齢社会に突入する時代の中で、中高年層が自ら健康を管理できるデジタルウェルネスサービスの必要性に着目。2025年6月、京畿道経済科学振興院傘下のスタートアップ育成プログラムに選定され、Senior Vibe株式会社を設立した。

現在、日本の温泉やウェルネス施設と協力し、予防中心のウェルネス体験を広めながら、グローバルウェルネス市場への事業拡大を目指している。


韓国発!プレシニア向けウェルネスソリューション

私たちSenior Vibe(シニアバイブ)は、40代後半から60代前半にかけてのプレシニア世代を対象に、予防の観点から自主的なウェルネス習慣を支援するデジタルウェルネスソリューションを提供しています。

この事業を立ち上げたきっかけは、実は私の個人的な人生観と深く関連しています。
私はこれまでIT分野で、人なら誰しもが抱える問題を、テクノロジーの力を通じて解決するサービスの開発に取り組んできました。

人はみんな平等に歳をとり、誰しもが老いを避けることはできません。
しかし、その迫り来る老いに対して、然るべき準備ができているのといないのとでは大きな差があると考えています。私が私自身の人生を考えた時、中高年期を少しでも安定的に過ごせる社会であることを期待したいという思いから、この会社を創業しました。

Senior Vibeという会社名には、社会の中で様々な経験を積んできた人生の先輩たちへの敬意と、中高年期以降の人生が活気に満ちたものであったほしいという想いがこめられています。

五十肩など、中高年の関節疾患の悩みを解決する

人は中高年期になると、肩や上半身の動きなどに少しずつ違和感を覚え始めます。

加齢やホルモンバランスの変化、更年期など、その原因はさまざまですが、大したことではないと思って放置していると、ある日突然日常生活に支障をきたすほど症状が進行してしまうこともあります。

また、身体的な不調は、精神的な不調にもつながります。
「このまま衰えていくのだろうか」「できないことが増えていったらどうしよう」など、人生に対する大きな不安が心を占めるようになると、心身ともに健康的な日常生活を送ることが難しくなってしまいます。

五十肩は、その代表的な事例です。

五十肩をはじめとする関節疾患には、医療機関を受診することも大切ですが、それと同時に身体の異変を感じる前の段階での予防意識と継続的なセルフケアが何よりも重要だと考えています。

そのため、弊社の提供するサービスでは、人々が健康習慣を自分で作り上げ、日々のセルフケアを負担なく続けられるよう、スマートフォン一つで完結する手軽な仕組みを提供しています。

ガイド動画に従って動くだけで、AIが肩の状態を分析します。ユーザーはそこから作成されたカスタマイズ型のウェルネスレポートを通じて、自身の肩の状態を認識・管理することができるのです。

ILS2025参加、日本への本格進出へ意欲的

日本の50歳以上の中高年層は5,000万人で、これは韓国の総人口と同じ規模です。
世界最大級のシニア市場を持つ日本に大きなビジネスチャンスを感じていた私たちは、昨年12月に東京で開催されたILS2025に参加しました。

私たちにとって初の海外での展示会参加だったこともあり、日本市場で私たちの事業やサービスが受け入れられるか不安な気持ちもありました。ですが、日本の現地CVCとのパワーマッチングセッションはもちろん、大企業との1:1のビジネスミーティングにも成功し、大きな収穫を得ることができました。

さらに、医療・福祉業界に加え、今後注力していきたい温泉やリハビリセンターなどのウェルネス分野からなど多様な業界からも高い関心を寄せていただきました。

10件以上のフォローアップミーティングも確定し、B2Cだけでなく、B2B領域でも高いニーズがあると実感しました。

温泉などウェルネス施設を中心とした、日本人の日常生活に溶け込むサービスモデル

日本での事業を本格化させるための大きな一歩として、私たちは今年1月末に京都にある日本企業と「日韓の持続可能なライフスタイルの研究 に関する業務提携協定(MOU)」を締結しました。

弊社はこれから日本市場で本格的に事業を拡大していき、一時的に注目されるサービスではなく、永久的に愛されるサービスを目指して活動していきたいです。

日本は世界で最も早く高齢化が進む国のひとつで、温泉やサウナ、リラクゼーション施設などのウェルネス文化が人々の生活の中に深く根付いています。そのため、病院や福祉施設というよりも、健康を意識しながら余暇を楽しめる場所で弊社を知っていただく機会を作り、日常生活に溶け込むようなサービスを構築していきたいと考えています。具体的には、ゴルフ場や文化センター、温泉などでのマーケティングを優先的に進めていく方針です。

リラックスした空間で自然に自分の健康状態と向き合うことで、新しいウェルネス体験を提供し、セルフケアに関心を持つことができる理想的なサービスモデルだと自負しています。

現在、弊社では日本の現地企業と協力して年間訪問者40万人規模の温泉施設を含むウェルネス空間でサービス実証プログラムも準備しています。他にも、長く愛してもらうサービスに育てていくために、ユーザーレビューはもちろん、ターゲット層の生活習慣や健康の悩み共有などを目的としたインタビューコンテンツの運営も計画中です。シニア世代の方々が毎日どのように、どんな工夫をしながら暮らしているのかを知ることができるコンテンツを作ることで、中高年の健康や生活についての知見が集まるような場所を作りたいと考えています。

人生100年時代、長く愛されるプラットフォームに成長したい

会社を運営する以上、売上という成果は必ず出さなければなりませんが、私は売上だけを追いかけるような会社にはしたくありません。

「この事業をなぜ行うのか」という哲学が最も重要だと考えているからです。

昨今、人生は100年時代と言われていて、100年の人生を24時間に置き換えると、50代と60代は、13時から14時頃にあたります。
つまり、中高年時期とは、人生の「午後」が始まったばかりの時期と言えるのです。

人生の中で最も明るい「午後」の始まりを、痛みや不安に支配されることなく、穏やかで誇り高く過ごしていただくため、私たちはこれからも地道な取り組みを続けていきます。

また、高齢化社会では中高年の健康面の問題以外にも、社会的孤立や世代間の断絶などの課題が顕在化することがあります。シニア世代と次の世代が互いに肯定的な影響を与える構造を作るのも、私たちの重要なミッションだと考えています。

この事業は短期間に成果が現れるものではなく、市場に浸透するまでに時間がかかる領域だと思います。ですが私たちは、韓国だけでなく日本においても、中高年世代の健康で活発な生活を支える存在として確かな実績を残し、長く信頼されるプラットフォームを目指していきます。

日本の中高年の皆さまの助けになるサービスを作っていくためには、日本国内での良いパートナーが必要です。弊社の事業内容に関心を寄せてくださる日本企業の方や投資家の方がいらっしゃいましたら、ぜひいつでもお気軽にご連絡いただけると嬉しいです。


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※本サービス(午後の健康)は、お客様の日常的な健康維持・増進を目的としたウェルネスサービスです。医療法が定める医療行為、および医薬品医療機器等法(薬機法)が定める医療機器には該当いたしません。