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韓国No.1インテリアアプリ「O!House」がついに日本上陸

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韓国No.1インテリアアプリ「O!House」がついに日本上陸


韓国No.1インテリアアプリ「오늘의집(オヌレチプ)」が日本でベータ版をローンチしました。韓国では、「今日の家」という意味の「오늘의집(オヌレチプ)」という名前でサービスを展開していますが、日本版では「O!House(オーハウス)」という名前になっているようです。

韓国カフェを彷彿とさせるナチュラルな雰囲気の家具、リネンなどオーガニック素材を使ったアイテムなどが特徴の韓国インテリアは昨今日本でも大人気です。

日本上陸前から「韓国インテリアの参考になる」と度々SNSや記事に取り上げられており、 韓国インテリアに敏感な方は韓国版「O!House」を既に使用しているのではないでしょうか。

日本版がリリースされる前から話題となっている「O!House」、どんなアプリか見ていきましょう。


インテリアスーパーアプリ⁉「O!House」とは

まず、「O!House」の運営会社は、昨年ユニコーン企業となったBucketplace(バケットプレイス)というスタートアップです。今年5月にはシリーズDでソフトバンクグループ子会社のSoftbank Ventures Asiaなどから2,300億ウォンの資金調達をし、これにより同社の企業価値は2兆ウォンになっています。

「O!House」はいわば「インテリアSNS」です。インテリアの写真を投稿したり、好みのインテリア写真を投稿するアカウントをフォローしたり、コメントを残すことができるコミュニティ機能が特徴です。

アプリに入ると「ホーム」、「ストア」、「引っ越し・施工・修理」、「マイページ」にカテゴリーが分かれています。メイン機能である「ホーム」では、検索機能はもちろん、人気の投稿や、DIY方法、専門家への質問機能があります。

家族構成や間取りなどで検索をすることもでき、自分の部屋に合った好みの家具や、インテリア、アカウントを簡単に見つけることができます。また、写真内の気に入った家具をタップすれば購入画面に移り、その場で購入までできるのです。

実店舗に出向いてインテリアを考えるより、部屋の広さや間取りが自分の家に近いインテリアを見ることで、家具を配置したときの想像がつきやすく、購入しやすいですよね。

その他、リノベーション業者探索機能や、修理の依頼予約などもできます。商品を探すところから購入までをワンストップで、そしてお部屋にまつわることのほとんどを解決できるスーパーアプリです!

まだ日本ではベータ版で、上記で紹介した韓国版の機能がすべて備わっていないようですが、日本でもこれからサービスが追加されていくことが楽しみになりますね!


韓国での人気は?

韓国No.1インテリアアプリと呼ばれる「O!House」ですが、韓国での人気を数字で見てみます。

2020年の売上は800億ウォン(日本円で約82億円) 。2018年から35倍の成長を遂げています。

2021年の1年間、O!Houseで家具を購入した顧客は計240万人で、韓国・ソウルの人口の1/4に及ぶ。

2022年2月の1ヵ月間、O!House で販売されたマットレスを全て並べると、サッカー場11個分もの広さに及ぶ。

日本においても、インテリア業界は右肩上がりのようで、おうち時間や在宅勤務など新しい生活様式が普及していく中でインテリアはより注目されています。

1日の自宅滞在時間が長くなったことによる「お部屋を飾りたい」ニーズや、口コミやレビュー情報を集めて、納得してから購買をするZ世代の特徴が反映されているアプリだと言えます。

また、グローバル展開を進めるとのことなので、韓国や日本のインテリアだけでなく、世界のインテリアをアプリ一つで見れるようになるかもしれません…!今後も注目していきたいサービスです!

O!House HP:오늘의집 회사소개 (bucketplace.com) 


🔎KORITでも過去にO!Houseに関する記事を掲載しているので合わせてチェックしてみてください。


【彼のWhy】230億円の投資を受けた、オヌレチプのイ・スンジェ代表インタビュー|韓国のIT&スタートアップ業界専門メディア「KORIT」

オヌレチプはユニコーンです。正確にはオヌレチプを経営するBucketplaceが、です。5月上旬には、2,300億ウォン規模のシリーズD投資を受けました。 KDB韓国産業銀行、IMM Investment、SoftbankVentures、VertexGrowthなどが投資しました。企業価値は約2兆ウォン水準と知られています。これに先立ったシリーズCは2020年末で、当時は約8,000億ウォンの企業価値でした。

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ライフスタイルスーパーアプリ「オヌレチプ」、約230億円の投資誘致|韓国のIT&スタートアップ業界専門メディア「KORIT」

ライフスタイルスーパーアプリ「オヌレチプ」を運営するBucketplaceは、2300億ウォン(約230億円)の新規投資を集めた。今回の投資は韓国産業銀行が主導し、1,000億ウォン(約100億円)を投資、IMM Invetment、Mirae Asset Capiral、KBデジタル・プラットフォーム・ファンド、Smilegate Investmentなどの韓国内の投資会社のほか、海外の投資会社である、ソフトバンクベンチャーズや、BRV Capital Management、シンガポール政府系ファンドのTemasekのベンチャー投資子会社である Vertex Growth(バーテックス・グロース)、シリコンバレーの投資会社BOND(ボンド)などが参入した。

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7秒に1台の家具が売れるプラットフォーム|韓国のIT&スタートアップ業界専門メディア「KORIT」

ベッドやソファーを直接目で見て買わなければならないという家具を購入する際の法則が大きく変化している。 今年の2月基準、ライフスタイルスーパーアプリでは家具製品が7秒に1台売れている。多くの顧客はこれ以上家具売り場に足を運び、自分の目で家具を見たりすることはしない。

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技術力、利便性でハードルを下げたスタートアップ|韓国のIT&スタートアップ業界専門メディア「KORIT」

高度化された技術力と利便性などにより、各分野に存在していたハードルを下げ、アクセシビリティを高め、脚光を浴びているスタートアップサービスがある。 AI技術を通じて、高額資産家だけの物だった投資一任サービスを一般人も味わえる「fint」、いつでもどこでも便利に様々な本の内容をオーディオで聴ける「Welaaa」、誰でも手軽にインテリアコンテンツを見て報告製品を購入できる「오늘의집」、フリーランサーをマッチングしてくれる「Kmong」など、投資、読書、インテリア、フリーランサー求人求職に領域で、ハードルを下げたサービスだ。

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/media/KORIT編集部
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KORIT編集部

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