LUNASOFT、 日本のAIマーケティングソリューション企業awooと業務協約
LUNASOFT、 日本のAIマーケティングソリューション企業awooと業務協約
- LUNASOFT-awoo、MOUをベースに日韓両国で事業シナジー創出
- awoo、グローバルリテール企業にAIソリューション提供...韓国で立ち上げ予定
- 電子商取引比率10%未満、成長潜在力が大きい日本でLUNASOFTの活躍に期待
(2023年11月2日)B2B SaaSベースのITソリューション企業LUNASOFT(ルナソフト、パク・ジニョン代表)が、日本のMarTech(マーテック、Marketing Technology)企業awoo株式会社(マイク・リン代表)と日韓オンラインコマース事業者のマーケティング活動支援のための業務協約(MOU)を締結したと、2日、明らかにした。
awooはAI技術を活用したマーケティングソリューション 「awoo AI」をサービスしている。awoo AIソリューションは、自然言語処理、ディープラーニングなどで収集したキーワードデータベースを活用して商品情報と特徴を読み取り、消費者の購買決定に役立つハッシュタグを自動生成し表示してくれる。現在、日本と台湾で事業を展開し、 500社以上の顧客と協力している。グローバルブランド「L'OCCITANE(ロクシタン)」、コンビニエンスストア「ファミリーマート」、コスメティックブランド「KOSE」、台湾の H&Bブランド「POYA」をはじめ、「FILA」、「デカトロン」、「LEVI'S(リバイス)」などの世界のリテール企業が主な顧客だ。
LUNASOFTとawooは、パートナーシップを通じて両社の事業領域をグローバル市場に拡大できると判断し、MOUを決定した。LUNASOFTは2024年を目標に日本市場への進出を準備しており、awooも韓国内のサービス立ち上げを推進している状況だ。韓国内でオンラインショッピングモールを中心に4万5,000社と協力しているLUNASOFTと、日本のオンラインコマース事業者と協力しているawooの出会いは、各国での事業展開に良いシナジー効果を発揮するものと期待されている。
両社は今回のMOUを基に、韓国と日本で各企業が有する営業網を通じて、互いに供給するサービスについて積極的なマーケティング活動を推進する計画だ。また、韓国と日本の顧客を対象としたグローバル協力事業を推進する予定だ。その他、戦略的協力関係を活用した様々な事業を共に行う。
LUNASOFTのパク・ジニョン代表は 「日本は1億2,000万人の人口のうち、1億500万人に上るオンラインショッピング利用者数を記録しているが、依然として商品取引全体で電子商取引が占める割合は10%未満であるため、今後、圧倒的な規模のEコマース市場に成長できる高い潜在力がある」と説明した。その上で「LINEの利用率が80%に達するほどコミュニケーションツールの普及が活発で、LUNASOFTのAI顧客管理ソリューションとチャットボットサービスが安定的に運営されるだろう」と期待を示した。
グローバルSaaS企業に跳躍するLUNASOFTは、最近、グローバル本部を新設し、最初の海外市場である日本進出に必要な戦略を具体化している。併せて、AI技術の競争力強化のため、SaaSチャット相談ソリューション「happytalk(ハッピートーク)」の運営会社であるMBIソリューションとM&A契約を締結し、グローバル進出を準備する新たな推進力を得た。
【株式会社LUNASOFT】
2016年3月、「Eコマースの新しい文化と革新」を基軸に設立したB2B SaaSベースのITソリューション専門企業だ。 2016年10月、オンラインショップ向けのKakao Talk通知トークサービスを開始。Kakao Talkのビジネスメッセージ公式ディーラー社に選定され、リアルタイムな顧客相談サービス「相談トーク」をオープンした。 2018年1月には、NAVERのショッピングチャットボットである 「Naver talk」公式ビルダー社に選定され、企業と顧客間のコミュニケーションの場を作るサービス競争力が認められた。投資の極寒期にもかかわらず、サービス開始後、これまでNAVER、SoftBank Ventures(ソフトバンクベンチャーズ)、Premier Partners(プレミアパートナーズ)をはじめ、多数のベンチャー投資会社から資金を調達し、成長性が認められた。
現在、Kakao Talkのビジネスメッセージ(通知トーク、友達トーク)、チャット相談サービス「相談トーク」、人工知能チャットボットサービス「Kakao i」、Naver人工知能チャットボット相談サービス「Naver talk」、統合コールセンターシステム「CTI」、ショッピングモール統合管理ソリューション「ルナトーク」、顧客離脱防止サービス「リロード」などを提供し、Eコマースエコシステムの好循環のために4万5,000社(2023年10月、有料顧客社基準)以上のパートナーとビジネスを行っている。韓国の上位100のファッションオンラインショップのうち80%以上がLUNASOFTのサービスを使用しているほど、市場に少なからぬ影響力を有している。
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