AI(人工知能)を活用したオーディオ技術企業のGaudio Lab(ガウディオラボ)が5日、来年1月に開催される世界最大のIT展示会「CES 2026」に先立ち、CESイノベーションアワードを2件受賞したと発表した。
イノベーションアワードは、CESを主催する米国消費者技術協会(CTA)が、技術性と革新性に優れた企業の製品に授与する賞だ。Gaudio Labは、コンテンツのローカライズと再制作プロセスを90%以上短縮できるソリューション「GaudioStudio Pro(ガウディオスタジオプロ)」で、映画制作・配給部門とエンタープライズテック部門においてイノベーションアワードを受賞した。
4年連続受賞を達成し、累計受賞数は6件に達している。同社の関係者は、「今回の受賞作である『GaudioStudio Pro』は、当社が開発したAIオーディオ技術の集大成とも言える存在であり、受賞の意味は非常に大きい。」と話した。
このソリューションは、ダビング、音源の差し替え、字幕など、コンテンツ輸出のためのローカライズ作業で分散しがちな工程を、1つのプログラムでまとめて処理する仕組みだ。動画をアップロードするだけで、AIエンジンがセリフ、音楽、効果音などを自動で抽出する。
精密に分離されたそれぞれの要素をもとに、BGMの差し替えはもちろん、AIによる吹き替え、字幕生成、ノイズ除去、音楽キューシートの生成など多様な作業に対応できる。これにより、再制作段階で多くの時間を要していた構造的な問題が⼤幅に改善される。
オ・ヒョンオ代表は、「K-コンテンツの人気がチキンや美容など韓国文化全体へと広がっている今、迅速なコンテンツのローカライズとグローバル流通が何より重要だ。」とし、「GaudioStudio Proをさらに拡張し、市場の動きに素早く対応していく。」と話した。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025110511452270238
