輸入販売プラットフォーム「SAZO(サジョ)」を運営するスタートアップSAZOが、日本の中古取引プラットフォーム「メルカリ」と韓国での流通・マーケティングに関する契約を締結したと11日明らかにした。
SAZOは、韓国の消費者がいつも通りオンラインショッピングをする要領で、日本の中古品を簡単に購入できるよう、メルカリとAPIを連動する。これにより製品情報のリアルタイム更新、決済や配送も手軽に行えるように支援する。
特に、中古取引で発生する可能性のあるリスクを最小限に抑えるために、製品は日本の物流センターで検査され、消費者に発送される。SAZOはメルカリの韓国マーケティングと顧客支援(CS)の側面でも緊密に強力していく予定だ。
両社はサービスの認知度アップのため、今月は5万ウォン(約5300円)以上購入の際は送料無料のイベントを行う。SAZOの関係者は「顧客からのフィードバックに対する分析資料を提供するなど、パートナー企業の韓国市場安着のための各種支援を続けていく」と語った。
2013年にローンチされたメルカリは「日本版Danggeun Market(タングンマーケット)」と呼ばれるなど、日本では大衆的な中古取引プラットフォームだ。ファッションカテゴリーの取引が活発で、中古ブランド製品からブランド衣類、ジュエリー、時計、ファッション雑貨などさまざまなな商品が掲載されている。
SAZOは日本の名古屋に本社を置く韓国人起業スタートアップである。2023年、日本から韓国の製品を購入できるサービスからスタートし、今年からは両国の消費者と販売者を結ぶクロスボーダー(国家間取引)プラットフォームに拡張した。
SAZOのプラットフォームを通じて消費者は海外主要流通プラットフォームに入店した商品を韓国語で検索、通関手数料、関税、送料など製品価格以外の追加費用が自動的に計算された金額を確認することができる。
SAZOのギルマロ代表は「ノウハウ不足、ハイリスク、現地マーケティングの難しさから海外進出を躊躇しているコマース企業のグローバルビジネスのための海外通販サービスを提供する」とし「メルカリとの契約を契機に多くの企業がクロスボーダーコマースエコシステムに参加することを願っている」と語った。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025121116445630350
