[インタビュー]Inculab plus (インキュラボプラス)キム・ミング代表
kidstopia(キッズトピア)、3年で240万加入、半数が海外利用者
「通信事業者付加サービスを超え、グローバルに勝負…収益化に拍車」
「50代で大企業の保護から抜け出して起業するべきか、いろんな人にずっと聞いて回りました。周囲の10人のうち8人には止められましたね。」
LG U+(エルジーユープラス)(15,780ウォン▲270+1.74%)で28年間新事業を開発してきたキム・ミング常務が「kidstopia」で独り立ちした。昨年9月にInculab plusを起業し、該当サービスの譲渡を受けたのだ。LGU+が披露した4大プラットフォーム事業の中で初の独立事例となる。
最近代表に変身した彼に京畿道板橋(キョンギドパンギョ)のオフィスで顔を合わせた。キム代表は「50代で新たな挑戦をするのは容易ではなかった」としながらも「通信会社付加サービスを超えてサービス本来の競争力をもとに事業をグローバルに拡大したいという思いが大きかった」と話した。LGU+もkidstopiaの成功の可能性を認め、約20%の持分投資を行った。現在、アクセラレータ(AC)とシード投資も議論中だ。
kidstopiaは動物園・恐竜・森・干潟など多様な体験館を提供する「デジタルテーマパーク」だ。メタバースブームの2023年にリリースされ、約3年で累積加入者240万人を集めた。半数以上が海外ユーザーで、購買力の高いアメリカ・イギリス・マレーシアで人気が高い。青少年のスマートフォンの使用を健全な非教科体験学習につなげたのが功を奏した。

kidstopia内恐竜体験館/kidstopia
キム代表は「最近、保護者は子供の教科的ではない体験学習を重要視しているが、コンテンツが制限的なうえ予約も容易ではない」とし「3DゲームエンジンとAI技術で仮想体験学習を提供してSNS(ソーシャルメディア)・OTT(動画プラットフォーム)・ゲーム中心の小学生のデジタル活動を『成長の時間』に転換させようと思った」と語った。続けて「ROBLOX(ロブロックス)など類似プラットフォームがシングルプレイ中心のゲーム形態だとすると、kidstopiaは広場型UI(ユーザ環境)を適用して他国の友達と交流できる空間を具現した」と付け加えた。
安全な利用環境構築にもこだわった。利用者間の対話は一対一ではなく一対多数でのみ可能であり、規定違反の利用者を容易に通報・ブロックすることができる。kidstopiaでは多様なAIキャラクターと韓国語・日本語・英語で音声対話も可能だ。
キム代表は「米国のスタートアップ、Inworld AIの技術を採用したのは、不適切な対話を遮断する強力なセーフティルールを適用できるから」とし「安全に英語で対話することができ、保護者からの反応も良い」と語った。
大企業のスピンオフ、スタートアップ「死の谷」を越えるのに一助

Inculab plus キム・ミング代表が京畿道城南市板橋オフィスでMONEYTODAYとインタビューを行う様子。 /LG U+
課題は収益モデルの発掘だ。小学生を対象としたサービスであるだけに、ゲームのように過度な課金や広告は控えた。最近一定レベル以上を対象に導入した「プレゼント」もユーザーの要請を反映したものである。主要収益源となる広告も広場内の屋外看板という形態で運営している。代わりに様々な事業者と連携して体験館を開設し、遊園地のように「パス券」を販売して利用者経験を損なうことなく収益性を高める方案を構想中だ。
生成型AIの登場以後、メタバースブームが収まったともいわれるが、キム代表は「仮想融合産業」・「空間コンピューティング」に名前が変わっただけでサービスの必要性は相変わらずだと思う。彼は「メタバースは空間と人の経験をデジタル化する技術で、AIと結合してさらに進化する分野」とし「現実と仮想を融合しようとする試みは続くだろう」と語った。
大企業のスピンオフ活性化の必要性も強調した。キム代表は「kidstopiaは分社してそれほど経っていないが、すでに完成度の高いサービスを備えている」とし「大企業で『デスバレー』を超えることができる体力を築いた後に起業、というのは成功確率を高める方法だ」と話した。
<画像=Inculab plus のキム・ミング代表に京畿道城南市板橋(キョンギドソンナム市パンギョ)のオフィスでMONEYTODAY(マネートゥデイ)がインタビューを行った。 /LG U+(エルジーユープラス)>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2026020614514160324
