外貨決済フィンテック企業のTravel Wallet(トラベルウォレット)が韓国を越えて日本市場に進出する。今年12月中に日本でサービスを公開し、現地でのプロモーションなどを通じて市場開拓を本格的に進める計画だ。
27日、ベンチャー投資業界によると、Travel Walletは今年日本でのサービスを開始し、来年上半期には米国市場への進出も予定しているという。同社はすでに昨年、日本法人「Travel Wallet JAPAN」を設立し、海外進出を準備してきた。
韓国の金融業界を中心にトラベルカード(旅行用デビットカード)が次々と登場し、競争が激化する中、Travel Walletは海外市場に注目している。今年4月には、日本や台湾などの海外市場で「割り勘の分割決済」の技術特許を取得した。この特許は、同社の「割り勘決済」機能に適用され、各利用者が決済金額を個別に負担できるシステムとなっている。
キム・ヒョンウ代表は、日本でのサービス開始後、サービス定着のため現地に常駐して、直接指揮する方針だ。Travel Walletが初の海外進出先として日本を選んだ背景には、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速による電子決済市場の成長がある。日本は今まで、現金利用の比率が高かったが、最近では若い世代を中心にモバイル決済が急速に広がっている。
キム代表は、「日本の若い世代は、PayPayなどのモバイルプリペイド決済に慣れており、電子決済をほぼ日常的に使用しているため、市場参入のタイミングとして適切だと判断した。」と説明した。
日本でのサービス開始後は、来年上半期まで本格的なプロモーションを実施する予定で、現地の事業者との提携も進めているという。
<写真=Travel Wallet>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025102613172848332
