自律走行ソリューションのスタートアップ、SEOUL ROBOTICS(ソウルロボティクス)が29日、日本の日産工場内における物流自動化プロジェクトを受注したと発表した。
今回の受注は、同社が最近日産向けに提供した完成車搬送ソリューションに続く成果となる。SEOUL ROBOTICSは、工場内に設置されたセンサーと中央制御ソフトウェアを通じて車を外部から制御する自律走行ソリューションを提供しており、今回の物流自動化プロジェクトでは工場内の物流車両を目的地まで移動させる工程までを担当する。
これまで日産では、50台の物流車両を移動させるのに、運転手5人が1時間かけて作業していた。これに対し、SEOUL ROBOTICSのソリューションを導入すると、現場にモニタリング担当1人が配置されるだけで、作業時間は6~7分に短縮される。
日本のメディアも両社の協業に注目している。東京新聞は、「SEOUL ROBOTICSがTesla(テスラ)より5年早くレベル5コントロールタワーを運用してきた。」とし、「Teslaが最近になって同様のB2B向けソリューションを発表し注目されているが、SEOUL ROBOTICSは以前からこの技術を実現していた。」と伝えた。特に、自律走行機能のない一般車両でも遠隔制御を通じて自律走行車のように運行できる点を革新的技術として評価した。
共同通信の産業チャンネルNNAは「SEOUL ROBOTICSは自律走行技術をドイツに続き日本に輸出した韓国初の企業である。」と紹介した。特に、豪雪・豪雨といった厳しい気象条件下でも正確なオブジェクト認識を実現し、数十台の車両を効率的に統合制御できる点に注目した。
イ・ハンビン代表は、「日本の主要メディアが当社の技術に注目したのは、韓国のAI技術がグローバル市場で十分な競争力を持つことを示す、意味ある成果だ。」とし、「研究開発をさらに拡大し優秀な人材をさらに採用することで、B2B市場向けの完全自律走行技術の高度化を図り、さまざまな自律ロボットシステム分野へ事業領域を拡大していく。」と話した。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025102916130772456
 
    
 
             
             
            