韓国の主要スタートアップの取締役会の男性中心構造がはっきりとわかった。
STARTUP ALLIANCE(スタートアップアライアンス)が発刊した「スタートアップの取締役会と性別の多様性」レポートによると、韓国の主要スタートアップ250社の取締役1122人を分析した結果、女性取締役の割合は6.9%にとどまった。全体の70.8%(177社)は取締役会の全員が男性で、女性取締役の割合が20%以上の企業は18.4%(46社)にとどまった。
職位別では、社内取締役の割合が10.1%で最も高く、以下、社外取締役が7.9%、その他非常務取締役6.8%の順だった。一方、代表取締役の女性の割合は3.2%で、リーダーシップ段階で性差が最も大きくあらわれた。取締役会のネットワーク構造でも、女性取締役の93.7%が、1企業の取締役会にのみ参加しており、既存のネットワーク内部の人物より、新たに流入した人材である可能性が高いことがうかがえた。
業績面では、取締役会の性別の多様性が高いほど、資金調達と売上成長の両方との間で肯定的な関係が見られた。女性取締役の割合が20%以上の企業の平均累積資金調達額は約1380億ウォン(約147億1600万円)で、20%未満の企業(1,118億ウォン、約119億2200万円)より262億ウォン(約27億9400万円)多かった。2023~2024年の売上増加率も20%以上の企業は53.3%で、20%未満の企業(32.0%)より約1.7倍高かった。事業歴・取締役会の規模・産業群などを統合した分析でも、統計的に有意な結果が確認された。
STARTUP ALLIANCEのイ・ギデ代表は「取締役会の性別の多様性は単純なESGの指標にとどまらず、企業の戦略的意思決定と長期競争力を強化するガバナンス要素として認識される必要がある」と話した。
