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【現地からお届け!】では、KORITの運営会社である株式会社スターシアが毎月発行しているニュースレターの中から、韓国の最新トレンド情報をお届けしています📩
今回は、2026年1月・2月のニュースレターで取り上げたトレンドをピックアップしてご紹介します。
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1月号 「フィジカル:アジア」

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Netflixオリジナルシリーズ『フィジカル:アジア』は、身体能力を軸としたリアリティ番組をアジア全域へと拡張したコンテンツとして注目を集めた。
従来シリーズが個人同士の競争を中心に構成されていたのに対し、本作では各国を代表する選手たちがチームを組み、国家対抗戦という新たなフォーマットを採用したことで、物語のスケールが大きく広がった。
番組には韓国をはじめ、日本、タイ、モンゴル、インドネシア、フィリピンなど、複数のアジア諸国の選手が参加した。各国はさまざまな競技分野のアスリートでチームを編成し、体力だけでなく戦略性やチームワークが問われるミッションに挑戦した。単なる力比べにとどまらず、協調性や判断力が勝敗を左右する構成は、視聴者に新たな緊張感をもたらした。
競技は段階的な脱落方式で進行し、序盤から高い負荷の対決が続いた。
限られた条件下で他チームと競い合う課題や、極限の体力を要求されるミッションは、参加者それぞれの限界を浮き彫りにすると同時に、国ごとのトレーニング文化や強みを自然に描き出す装置として機能した。こうした構成は、スポーツバラエティとしての爽快感とサバイバルリアリティの没入感を両立させた点で評価されている。
配信開始後、『フィジカル:アジア』は世界各国のOTT視聴者の間で急速に話題を拡大した。
非英語圏作品でありながら、複数の国や地域で高い視聴順位を記録し、シリーズがすでに築いてきた国際的な認知度をあらためて証明した形となった。特に各国の視聴者が自国選手の活躍に注目し、SNSやオンラインコミュニティを中心に活発な反応が見られた。
最終回では激しい接戦の末に優勝チームが決定した。結果をめぐってはさまざまな意見が交わされたものの、競技過程そのものに対する完成度や没入感については、おおむね好意的な評価が多かった。これは勝敗以上に、「国家代表フィジカル」という設定が生み出した物語性の効果によるものと考えられる。
番組の人気を背景に、世界観を拡張する後続コンテンツの展開も予告されている。一部出演者を中心としたスピンオフ形式の企画は、競争を超えて文化交流や人間的な側面に焦点を当てる内容となる見込みで、単一番組にとどまらないIP展開戦略の一環として注目される。
『フィジカル:アジア』は、スポーツとバラエティ、そして国家的ストーリーを融合させたOTTコンテンツとして、新たな可能性を示した。個人の身体能力を超え、チームや国家の戦略、協力、誇りを描き出すことで、グローバルプラットフォーム時代における競争型エンターテインメントの進化の方向性を提示した作品と言える。
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2月号 「今、韓国は「ドゥチョンク」共和国:食べて、塗って、着る、そんな『貴重な存在』」
最近、SNSのフィードをスクロールしていると、十中八九がこの煌めく緑色のビジュアルに目を奪われる。
名前からして非凡な「ドゥチョンク(ドバイチョンドククッキー/ドバイ風もちもちクッキー)」。単なる流行というには、その熱狂は冷めることを知らない。英国BBCや中東のガルフニュースまで「韓国のデザートのアレンジが驚くべきだ」と特集するほど、今やドゥチョンクは一つの現象を超え文化となった。
1.脳を目覚めさせる食感の「駆け引き」
ドゥチョンクの本質は口の中で繰り広げられる反転ドラマである。
外側はマシュマロとチョコパウダーで練り上げ、その名の通り口に吸い付くようなモチモチ感を誇る。一方、その中身に詰められたピスタチオスプレッドと炒めたカダイフ(Kadaif)麺は「パリパリッ」と極上のサクサク食感をもたらす。
この異質な二つの食感の調和は、脳に強力なドーパミンを放つ。まるで餅のようにモチモチしながらも、軽快に噛みしめるこの美食体験は、乾いた日常を送る現代人にとって確かな「感覚充電」となる。
2.「こんなことまで?」、境界線を越えたドゥチョンク熱風
今やドゥチョンクは単なる「食べ物」に留まらない。私たちの暮らしの至る所を「緑色」に染め上げている。
• うちの街は「ドゥセグォン(ドゥチョンク圏内)」?
グルメ検索より恐ろしいのが在庫検索だ。
リアルタイム在庫を知らせる「ドゥチョンクマップ」は必須アプリとなり、地図一つを頼りに隣町まで遠征する「ドゥチョンクハンター」たちは今日も熾烈な駆け引きを繰り広げている。

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• 食べこぼしじゃない!「ドゥチョンクリップ」
IVE、チャン・ウォニョンのSNS写真一枚から始まったこのトレンドは、唇の内側は濃厚なブラウン、外側は微妙にぼけるグラデーションが特徴だ。

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• 着て応援「ドゥチョンク・コア」
ファッション界も例外ではない。
ほろ苦いブラウンと煌めくピスタチオグリーンを組み合わせた「ドゥチョンク・コア」スタイリングは、今やファッションピープルの間で最もアツいコーディネートとして認知されている。
3.国境を越えた「K-デザート」の威信
この熱風は世界からも注目を浴びている。主要外国メディアが報じた内容は以下の通りだ。
• 英国BBC:
韓国人がドバイチョコレートをマシュマロとクッキーで再解釈し、「餅のような食感(Mochi-like texture)」を作り出した点に注目した。
• ドバイ・ガルフニュース(Gulf News):
ドゥチョンクを「ドバイチョコレートからインスピレーションを受け、韓国風に再解釈したデザート」と紹介し、完売状況を示す「ドゥチョンクマップ」が共有されるほど爆発的人気を集めている点を詳細に報じた。
現在、海外ユーザーが現地材料でドゥチョンクを自作する動画や、韓国を訪れた外国人の試食レビュー動画がTikTokやYouTubeで急速に拡散している。ドゥチョンクは、単なる甘いものを食べる行為を超え、新たな美食体験を探求し、それを共有しようとする現代人の欲望を投影している。
最近は需要があまりにも多く、購入できない場合は自作する人も増えており、ピスタチオやカダイフはお金を払っても手に入らない状況だ。
今日一日がとても味気ないものだったなら、まずは地図を開け。
「ドゥセグォン」の祝福があなたと共にありますように。
出典:
BBC News: “South Korea’s ‘Dubai Chocolate’ Cookie Craze”
Gulf News: “Koreans are obsessed with Dubai chocolate-inspired desserts”
さて、今回の企画記事、いかがでしたでしょうか?
5月に突入した今では、今回紹介した「トレンド」たちも、移り変わりの早い韓国ではすでに過ぎ去った流行となってしまっています……
次回記事では3月・4月号の内容をご紹介いたします。お楽しみに!
