韓国の伝統文様である丹青(たんせい)を現代的に再解釈し、デスクインテリア市場で注目されたc.e.dotが上半期に本格的な海外市場進出に乗り出す。単純なIT周辺機器を越えて韓国の美を込めた文化商品としてグローバル市場のドアを叩くという戦略だ。

18日、c.e.dotによると、上半期の輸出開始を目標に、米国Amazon(アマゾン)への入店と海外専用の購入モールオープンを準備中だ。すでに日本と中国では商標登録を終え、知的財産権(IP)保護のための事前作業を完了した。

c.e.dotは、国別の電磁波認証など複雑な通関手続きを迂回し、コスト効率を高めるためにデザインの核心であるキーキャップ(Keycap)セットを中心に輸出ラインナップを構成した。ユーザーがすでに持っている機械式キーボードにc.e.dotのデザインを着けることができる。これは認証リスクは減らしながらもブランドのアイデンティティを最も確実に伝えることができる戦略である。

c.e.dotのノ・ジフン代表は「米国とヨーロッパなどでSNS(ソーシャルメディア)を通じて直接購入の問い合わせを受けながら海外輸出を準備することになった」と話した。

景福宮(キョンポックン)交泰殿の団庁からインスピレーションを得たキーボード/写真提供=c.e.dot

「MU:DS」完成神話…伝統と現代の調和が導いた売上300%アップ

昨年、c.e.dotの「丹青キーボード」は、国立中央博物館ミュージアムストア「MU:DS」で連日完売となり話題を集めた。韓国の伝統建築様式である丹青の色感と文様を現代的な感覚で再解釈し、MZ世代の好みを狙い撃ちしたと評価される。これに支えられ、昨年の売上高は前年比300%以上急増した。

ノ代表は「通常のキーボードはアルファベットが大きく、ハングルが小さいが、ハングルをメインとしたキーボードがあればどうかという考えから事業を始めた」とし「初期には水墨画デザインも検討したが、個々の字板を一つの有機的な絵でつなげることが難しいという物理的な限界を克服するために、独立した模様の構成が可能な丹青を選んだ」と説明した。

現在、c.e.dotの「韓国の美」ラインナップは、丹青をテーマにしたキーボード4種をはじめ、高麗青磁キーボード、螺鈿ガラスマウスパッドなどで構成されている。

c.e.dotの高麗青磁キーボード/写真提供=c.e.dot

崇礼門の色味と薬用亜学編再解釈キーボードの開発…グローバルローカライゼーション戦略も推進

c.e.dotの競争力はノ代表のデザイン哲学から出てくる。東西大学デザイン大学を卒業した代表は、過去の視覚障害児のための色鉛筆デザインで世界3大デザインアワードである「Red Dot Design Award(レッドドットデザインアワード)」を受賞した実力派だ。

昨年12月法人化を終えたc.e.dotは海外進出に合わせて新製品の発売も急いでいる。国宝である崇礼門の固有の色感を再解釈した「グリーンキーボード」が発売を控えている。特に海外版では、朝鮮時代の儒学者、丁若鏞が編纂した教材である兒學編をデザイン要素として活用し、韓国的色彩と英語字盤の調和を図る計画だ。

今後、c.e.dotは海外現地の伝統文化を活用した製品企画はもちろん、国内イラスト作家とのコラボレーションも並行している。製品群もキーボードのカテゴリーを越えてデスクインテリア用品、リビング小物まで拡張する方針だ。

景福宮の丹青デザインがc.e.dotの「韓国の美」モノクロ(ブラック)キーボードのデザインで再誕生した/写真=c.e.dot Naverスマートストアページ

<画像=c.e.dotのキーキャップ、ユーザーは購入したキーキャップを保有する機械式キーボードに挙げて「自分だけのキーボード」にすることができる/写真提供=c.e.dot>

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2026021301095517275