今年の秋夕は前後の週末と振替休日、「ハングルの日(祝日)」まで続き、一日有給を使うだけで最大12日を休むことができる「歴代トップクラスの連休」だ。これにより、日本・中国などの近距離旅行地はもちろん、ヨーロッパ・米国のような長距離旅行地まで需要が増え、Travel Wallet(トラベルウォレット)の外貨チャージ取引額もはっきりとした増加傾向を見せた。
3日、Travel Walletが秋夕連休直前の2週間(9月15日~28日)のデータを分析した結果、円(JPY)が全体外貨チャージ取引額の67%を占め、最大の割合を記録した。これは、前年比22%増加した数値となる。
次に、ユーロ(EUR・28%)とドル(USD・19%)が続き、ベトナムドン(VND・13%)と中国人民元(CNY・9%)も高い割合を見せ、全方位的な海外旅行需要を立証した。
特に前年比増加率が目立った通貨は中国人民元・アイスランドクローナ・エジプトポンドだった。人民元はチャージ取引額が120%以上、件数は2.2倍に急増し、中国旅行需要拡大を支えた。アイスランドクローナは124%増加し、北欧の長距離旅行の需要を、エジプトポンドは97%増え、文化・テーマ型異色旅行地の需要の大きさを示した。
カード発行指標も上昇傾向を見せた。スマートATMによる実物カード発行は前年比120%以上増加し、全体カード発行件数も前月同期比10%増え、連休特殊需要を反映した。

今年1月から9月29日までTravel Walletの決済データを分析した結果、外貨別決済パターンにおいても差は顕著だった。オーストラリアドルは決済件数基準△外食(37.4%) △ショッピング(24.8%) △宿泊(4.7%)の順だった。オーストラリア旅行者は外食の割合が高く、国内移動で交通支出が多いと分析される。
円の場合、決済件数基準は△外食(39.6%)△ショッピング(34.1%)△レジャー(3.8%)順だったが、決済金額基準では△ショッピング(45.4%)△外食(25.5%)△レジャー(3.7%)で買い物が圧倒的な割合を占めていた。大阪・福岡など昔からのショッピングスポットを訪れる旅行客が特産品・お土産消費に積極的なものとみられる。
ベトナムドンは交通費決済件数が55%で最も高く、△外食(19.6%)△ショッピング(12.3%)の順で続いた。決済金額基準では△外食(32.6%) △ショッピング(19.7%) △宿泊(16%) △交通(11.6%) △レジャー(8.1%)の順で、マッサージ・スパ消費が多い東南アジア旅行の特性上レジャー比重も高くなった。
Travel Walletのキム・ヒョヌ代表は「今回の連休で海外旅行の需要が大きく拡大し、Travel Walletの外貨チャージ取引額も急増した」とし「今後も顧客がより便利なグローバル決済経験を享受できるよう努力する」と語った。
<[仁川空港=NEWSIS]キム・ジンア記者=秋夕連休を控えた1日、仁川国際空港1ターミナルが旅行客で賑わっている様子。仁川国際空港公社によると、今年の秋夕(チュソク、韓国の名節)連休期間(2日~12日)に仁川空港を行き来する旅客は245万3000人と予想されている。2025.10.01. bluesoda@newsis.com /写真=キム・ジンア>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025100112385851775