まもなく発表される2025年予備ユニコーン、2024年度に選ばれた企業は本当に成長したのだろうか?

昨年度の選定企業15社、歴代126社選定

今年もやはり、予備ユニコーンが発表される予定です。中企部が案内している発表予定時期は8月末です。

2024年度に選ばれた企業は15社、これまで126社のスタートアップが予備ユニコーンに選ばれました。

2025年予備ユニコーン選定企業(計15社)

Grinergy(グリナジー)、Nature Mobility(ネイチャーモビリティ)、Dot(ドット)、THE BLACK LABEL(ザブラックレーベル)、Rapport Labs(ラポートラボ)、BIORCHESTRA(バイオオーケストラ)、supermakers(スーパーメーカーズ)、SLASH B SLASH(スラッシュビースラッシュ)、frd(エフアールディー)、YEOLMAE COMPANY(ヨルメカンパニー)、Autonomous A 2Z(オートノマスエイトゥージー)、EGNIS(イグニス)、1ST Biotherapeutics(ファーストバイオテラピュティクス)、ORGANOIDSCIENCES(オルガノイドサイエンス)、Hylium Industries(ハイリウム産業)

■歴代予備ユニコーン企業126社【一度に見る

<予備ユニコーン特別保証>は、中小ベンチャー企業部が行う「グローバルユニコーンプロジェクト」の一環で、市場検証・成長性・革新性要件を備えたイノベーション企業にスケールアップ金融を支援、長期的にユニコーン企業への飛躍を促進する支援事業です。

審査を経て予備ユニコーン企業に最終選定された場合、最大200億ウォン(約21.2億円)以内の特別保証限度を付与し、他にも海外資金調達企業に対して資金調達金額に連動して追加保証限度を付与するなど海外投資マッチングを支援しています。

今日は2025年度選定企業発表を控え、2024年度に選定された企業のうち注目企業3社を選定し、革新の森データをもとに過去12ヶ月を振り返ってみたいと思います。 

1.Nature Mobility[もっと見る]

グローバルモビリティプラットフォーム「zzimcar(ジムカー)」を運営する企業

過去12ヶ月間の月平均成長率:ユニークユーザー数6.1%▲消費者取引指数2.2%▲雇用人数0.2%▲

■レンタカー、航空、カーシェアリングなど希望の交通手段をレンタル/予約できるサービスの提供
■韓国と旅行交差需要の多い米国、グアム、日本などに海外法人設立及び子会社を買収
■中国最大のレンタカープラットフォーム「ZUZUCHE(ズズチェ)」およびSSGドットコムなどと戦略的提携進行、積極的にマーケティングを行う 

Nature Mobilityの主な重要指標タイムライン

Nature Mobilityの36ヶ月間のユニークユーザー数の推移

2.Rapport Labs [詳しく見る]

40代~50代女性ファッションプラットフォーム「Queenit(クイーンイット)」を運営する企業

過去12ヶ月間の月平均成長率:ユニークユーザー数5.5%▲消費者取引指数4.0%▲雇用人数7.1%▲

■40代~50代ライフスタイルプラットフォーム「Queenit」および旬のグルメショッピングアプリ「8dogam(パルドガム)」サービス運営
■Rapport Labsの全体消費者とQueenitの訪問者ともに50代女性が30%以上占めた(2025年7月基準)
■最近Queenitからファッションに続き、美容・化粧品まで販売、PB事業拡大
■2024年、売上高570億ウォン(約60.4億円)達成(前年比38%増加) 

Rapport Labsの主な重要指標タイムライン

Rapport Labsの3年間の売上高と従業員あたりの売上高

3.EGNIS(イグニス) [もっと見る]

食品、健康機能食品、美容分野のブランド「hankkitongsal(ハンキトンサル)」、「labnosh(ラボノッシュ)」、「CLOOP(クループ)」、「BRAYE (ブレイ)」などを運営する企業

過去12ヶ月間の月平均成長率:ユニークユーザー数2.3%▲消費者取引指数1.7%▲雇用人数1.9%▲

■韓国産鶏胸肉ブランド「hankkitongsal(ハンキトンサル)」、たんぱく質ブランド「labnosh(ラボノッシュ)」、トレンディ健康ドリンクブランド「CLOOP(クループ)」など様々なブランドを運営
■積極的な新製品開発とオン/オフライン流通戦略の高度化による積極的なマーケティング
■2024年、売上高1,288億ウォン(約136.5億円)達成(前年比36%増加) 

EGNISの主な重要指標タイムライン

EGNISの従業員あたりの売上高と企業売上高

今後の2025年度選定企業発表、今年はどの企業が選ばれるのか?2025年予備ユニコーンリストがまもなく発表されます。

昨年の最終競争率が7:1だったと記憶しています。今年もどんな企業が選ばれるかとても楽しみです。
予備ユニコーンに選ばれるのは単純な「看板」ではなく、市場の信頼を得ることができる重要なきっかけであるだけに、 激しい競争率を突破して名を上げた企業には、より大きな責任と期待が続き、それだけの挑戦も続くでしょう。

その結果を応援する気持ちで見守り、各企業が様々な方法で危機を超えてイノベーションを続けるのを楽しみにしています。

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原文:https://www.innoforest.co.kr/report/NS00000403

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