韓国で働く日本人はもちろん、既に日本人を採用されている企業にお話を伺うインタビュー!
前回に引き続き、ロッテタワー36階にオフィスを構え、日本でも有名な化粧品ブランド[MEDICUBE]や[APRILSKIN]など数々のブランドを運営するAPRをご紹介!
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今回はHR担当者であるヨンジンさんにお話を伺いました。
Q.日本人を採用することになった背景を教えて下さい。
現在、APRは日本市場でブランド認知を高めるためのマーケティング活動を行っています。日本市場への理解はやはり日本人の方が圧倒的に優れており、日本のエージェンシーとの直接的なコミュニケーションも多く発生するため、日本語をスムーズに使えることが良いパフォーマンスにつながると考えているため、日本人の方を採用するようになりました。
ただし、日本人の方でも面接は韓国語で行い、一定レベル以上の韓国語能力が必要です。韓国人も応募可能ですが、その場合は日本語能力が求められます。
Q.外国人が応募する際、どのような点をアピールすべきだと思いますか?
韓国語と日本語でのコミュニケーションに問題がないという前提で、応募者が日本のビューティー市場への理解や関心をどれくらい持っているかを最も重要視しています。APRは主にオンラインプラットフォームを通じてマーケティングを展開しているため、ビューティートレンドへの関心が高い方のほうが、良いパフォーマンスを発揮しやすいからです。
Q.現在日本人以外の外国人も在籍されていますか?
現在、海外事業本部の傘下には、いくつかの国別マーケティングチームが構成されており、主に英語圏・中華圏・日本語圏に分かれています。各国チームには現地文化への理解が深い外国人メンバーが所属しており、韓国人スタッフと積極的にコミュニケーションを取りながら協力して業務を進めています。
Q.外国人(日本人)も働きやすい会社になるためにどういった努力をされていますか?
D-10ビザを持っている方には、正社員登用時にビザサポートを行っています。ワーキングホリデービザの方にも積極的にビザ支援を行っており、外国人であることによる給与・契約・福利厚生の違いは一切ありません。インターンにはメンタリングプログラムがあり、同じチーム内のメンターと他のチームとの食事や交流を通じて、会社の文化に早く慣れるようサポートを行っています。中途入社の方にはバディ制度があり、関連部署とのつながりを円滑に築けるようお手伝いをしています。
Q.現在積極的に採用中の日本関連ポジションについて教えて下さい。
- [메디큐브 일본] 뷰티 인플루언서 마케팅(PR)は、ビューティーに対する関心が特に重要です。SNSを常にチェックすることがトレンドを把握するのに役立ちます。各プラットフォームでどんなコンテンツが人気で、企業がどのようにSNSを運営すべきか、そこからどうやって売上を生み出せるかを理解し、自身がどのように貢献できるかを模索できる方を求めています。
- [메디큐브 일본] 뷰티 온라인 MDは、日本の主要なECプラットフォームとしてQoo10、楽天、Amazonなどがありますが、それぞれ明確な消費者ターゲットと特徴を持っているので、それらの特性を深く理解している方や、各プラットフォームの運営経験がある方を積極的に採用したいと考えています。特に、弊社は日本の消費者がK-ビューティーにアクセスしやすいプラットフォームとしてQoo10を主力チャンネルと位置づけており、重点的に運営を行っております。
Q.APRが求める人物像はありますか?
仕事に対する意欲が高い方です。弊社ではインターンだからといって仕事の範囲を制限することはなく、毎月マーケティングチーム全員と役員がミーティングを行っているので、誰でも自由にアイデアを出せます。比較的若い組織なので、同世代で興味関心を共有しやすく、仕事上の悩みも共有しやすい雰囲気です。チーム内の雰囲気も良く、仲が良い方だと思うので、そんな環境を好む方にぴったりだと思います。
Q.APRならではの魅力は何ですか?
APRは現在、日本で人気のKビューティーブランドとして、ブランド力を着実に高めています。パワーのあるブランドで働けること自体が大きな強みです。最近は多くの韓国のビューティーブランドが日本市場に進出していますが、APRは常に「1位」を目標にしているので、そのためのサポートも惜しみません。成果に応じて給与や福利厚生の面でも最大限投資しようと努力しています。
Q.APRに応募する日本人に向けて何かアドバイスを下さい!
韓国語の能力は重要ですが、資格の有無は問いません。面接を通じてビジネスレベルの韓国語が使えるかどうかを確認しています。また、「ポジションへの応募理由」「APRへの応募理由」「当社でどう成長したいか・目標は何か」などをきちんと答えられるように準備しておくことが大切だと思います。自分がどの分野に関心があり、APRでどのように成長したいかを市場調査をもとに具体的に履歴書に記載するとHR担当者の印象に残りやすいです。
Q.緊張しがちな面接において、何かアドバイスはありますか?
できる限りリラックスしてお話いただけるよう、自由で話しやすい雰囲気を心がけています。弊社の面接は堅苦しい雰囲気ではないので、しっかり準備していれば心配いりません!

2記事にわたってお届けしました第3弾のAPR編、いかがでしたか?
面接の準備など、有益なアドバイスをたくさん頂いたので、ぜひ韓国での転職・就職活動の参考にしてみてください。
それでは第4弾でお会いしましょう 🙂
※本記事は株式会社Wantedにより提供されました。