月ごとに、韓国スタートアップの資金調達TOP15と現況をお届けいたします!
韓国スタートアップ資金調達TOP15

2月全体の投資動向・分析
2月の投資市場概要
総資金調達額は6,979億9,000万ウォンで前年同月比大幅増、件数は73件
2026年2月の1ヶ月間、韓国のスタートアップ市場では計73件の投資が行われ、総資金調達額は6,979億9,000万ウォン(約750億8,700万円)だった。これは前年同月(2025年2月)の投資額である2,909億7,000万ウォン(約313億円)と比べて約140%急増した額だ。バイオ/ヘルスケア及び人工知能(AI)分野でSovargen(ソバージェン)、PERSONA AI(ペルソナエイアイ)などへの大型投資が相次いで行われたことが後押しした。ただ、全体の投資件数は前年同月(86件)比10.5%減少し、やや萎縮した様子がうかがえる。これは投資家が多数の不確実な初期企業より、成長性が立証された企業に資金を集中させる、選択と集中の傾向が強くなったことを示している。
過去7年間で最も多い総投資額、回復基調うかがえる
2月の投資額は歴史的好況期だった2022年の1兆2,164億ウォン(約1,308億2,400万円)と2021年の5,768億ウォン(同約620億3,600万円)を除けば、最近7年の中で最も多かった。これは2023年と2024年に見られた沈滞期を抜け、完全な回復基調に入ったものと見ることができる。
分野別投資推移

バイオ/ヘルスケア、コンシューマーテックへの投資活発
今月の投資推移を分野別に見ると、特定分野に資本が集中する偏り現象とともに、ディープテック中心の質的成長が同時に観察された。バイオ/ヘルスケアとコンシューマーテックがそれぞれ18.2%を占め、最も活発に投資が行われた。これに、ソフトウェア分野が15.6%で続き、メディア/コンテンツ(10.4%)や製造(9.1%)分野も活発だった。中でも、人工知能(AI)ベースのソフトウェアソリューションと、ヘルスケア技術企業への資本流入が際立った。
投資段階別比率

シード29.9%、技術力持つ初期企業に投資家の関心高く
2月、韓国のスタートアップ投資市場は初期スタートアップの活発な動きと、上場を控えた後期企業の大型資金調達が共存する様子を見せた。投資事例を段階別に見ると、件数ではシード段階が最も高い比重を占めたが、投資金額全体のかなりの部分は上場直前段階のプレIPOと戦略的投資を含む非公開案件が牽引(けんいん)した。
シードは、全体の29.9%を占めた。これは人工知能(AI)、ロボティクス、バイオなど、高度化した技術力を持つ初期開業チームに対する投資家の関心の高さを反映している。エコシステムの中枢の役割を担うシリーズAと、上場前の最後の関門であるプレIPOはそれぞれ10.4%を占めた。このうち、プレIPO段階では、Sovargen(123 億ウォン、約13億2300万円)、diquest(ダイクエスト、152億ウォン、約16億3500万円)、Persona AI(ペルソナエイアイ、120億ウォン、約12億9000万円)などが100億ウォン(約10億7500万円)以上の資金を確保し、KOSDAQ(コスダック)上場に向け、最終段階に入った。これは、しばらく萎縮してきたIPO市場の回復への期待感と相まって、確かな売上実績や技術輸出事例がある後期スタートアップに対して、資本が再び集まっていることを示す結果だ。
そのほか、TIPS(ティップス)を含む政府の支援による投資は6.5%で、初期企業の生き残りを後押しする安全弁の役割を果たした。
主要投資会社
最も活発な動きを見せた投資会社はCNTTECH、5件の投資を断行

2月の1ヶ月間、韓国のスタートアップ市場で最も活発な動きを見せた投資会社はCNTTECH(シーエヌティーテック)だった。CNTTECHは5件の投資を断行し、初期スタートアップの発掘を先行して進めた。これに、IBKキャピタル、BASS Ventures(ベースベンチャーズ)、韓国投資パートナーズ、韓国産業銀行、IBK企業銀行がそれぞれ3件ずつ投資を行った。これらの投資会社はバイオ、ソフトウェア、フィンテックなど、様々な分野の有望なスタートアップに資金を供給して市場活性化を牽引(けんいん)した。そのほか、NAVER D2SF、Smilegate Investment(スマイルゲートインベストメント)、SBI Investment(エスビーアイインベストメント)など、主要ベンチャーキャピタル(VC)とアクセラレーターもそれぞれ2件以上の投資を行い、投資意欲を見せた。

この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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