月ごとに、韓国スタートアップの資金調達TOP15と現況をお届けいたします!
韓国スタートアップ資金調達TOP15
韓国スタートアップ現況
💰大規模投資増え、前月比62%増の4,958億ウォン流入
3月には大規模投資が増え、4,958億ウォン(約498億7,500万円)がスタートアップに流入した。昨年同月比では小幅に下落したが、前月比では62%増加した。第1四半期(1~3月)の投資TOP5のうち、3件が3月に行われ、2月に不振だった投資実績を回復、第1四半期を上昇傾向のまま締めくくった。
🧠最も多くの資金を確保したのはWrtn Technologiesで830億ウォン
最も多くの資金を確保したのは、AIサービスプラットフォームWrtn Technologies(リートンテクノロジー)で830億ウォン(約83億4,700万円)だ。Wrtn Technologiesは3月はもちろん、第1四半期の投資TOPとなった。 これに、2B廃棄物処理プラットフォームのRECO(リコ)が585億ウォン(約58億8,300万円)、ファッションプラットフォームMEDIQUITOUS(メディクォータス)が400億ウォン(約40億2,200万円)、配達代行プラットフォームVROONG(ブルーング)が300億ウォン(約30億1,600万円)で続いた。この3社が第1四半期の投資TOP5に含まれるほど、3月は大規模な投資が多かった。
📈ソフトウェア分野に多くの資金流入、バイオ・ヘルスケア分野も勢い続く
分野別では、ソフトウェアがAIプラットフォームを筆頭に最も多くの資金を集め、バイオ・ヘルスケア分野は3月も勢いが続いた。第1四半期の括(くく)りでも、この分野に最も多くの資金が流れ込んだ。また3月には物流、不動産・プロップテックなど、これまで不振だった分野でも100億ウォン(約10億円)以上の大規模な投資が行われ、分野の偏りが少ない月だった。
💵100億ウォン以上の投資企業は20社で、前月比約2倍増
3月も1,000億ウォン(約100億5,900万円)台の投資はなかったが、100億ウォン(約10億円)以上の投資企業が前月比2倍近く増加し、20社あった。その中でも300億ウォン(約30億1,800万円)以上のシリーズB以上のスタートアップは4社あり、3月の投資金の上昇を牽引(けんいん)した。
🤝注目すべき買収合併事例はなし
3月に注目すべき合併事例はなく、第1四半期を通じても、LG電子のBEARROBOTICS(ベアロボティクス)の買収以外に大きく注目を集めた買収合併事例はなかった。Wrtn Technologies、RECOなど3月の上位投資企業はグローバル投資会社から選択を受けたが、第1四半期全体で見ると、グローバル投資会社は韓国内のスタートアップよりも、海外に位置する韓国人が設立した米国企業に対して主に投資を行った。

この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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