月ごとに、韓国スタートアップの資金調達TOP15と現況をお届けいたします!
韓国スタートアップ資金調達TOP15
韓国スタートアップ現況
💵5月の韓国スタートアップへの投資は2,711億ウォンで今年2番目の低さに
5月の韓国のスタートアップ投資市場は、投資金が2,711億ウォン(約287億2,700万円)で、今年に入って2番目に低かった。投資件数は63件で、不振な流れが続いた。これは前月に続き3,000億ウォン(約317億7,000万円)の壁を越えられなかったのはもちろん、投資金は昨年同月比42%、投資件数は30%減少した数値だ。さらに懸念されるのは、5年前の2020年より流入金額が少なかったことで、スタートアップ投資のエコシステムが難しい状況にあることを示している。
🏠最も多くの資金を調達したのはzigbangで600億ウォン
最も多く調達金を確保したのはプロップテック企業のzigbang(ジグバン)で、600億ウォン(約63億5,400万円)を調達した。これに電気自動車充電プラットフォームPLUGLINK(プラグリンク)が450億ウォン(約47億6,400万円)、デジタルヘルスケア企業のcuraum(キュラウム)が200億ウォン(約21億1,700万円)を確保して続いた。
🚗ヘルスケアと車両・モビリティ分野への投資目立つ
分野別ではヘルスケアと車両・モビリティ分野への投資が目立った。車両・モビリティ分野は戦車、整備、洗車、二輪車プラットフォームなど、様々な領域で投資が行われ、ヘルスケアはデジタル転換を望む企業を中心にシードからシリーズC段階の投資がまんべんなく行われた。一方、車両・モビリティ分野は、シリーズB以上の投資が主に行われた。ソフトウェア分野はAIソリューションが投資に成功し、投資件数が最も多かった。また、不動産・プロップテック分野は、5月最大の資金調達企業であるzigbangをはじめ、今年に入って投資件数が増加している。
💵1,000億ウォン台の投資なく、100億ウォン台も10件以下で振るわず
1,000億ウォン(約105億8,600万円)台の投資は依然なかった。毎月の最大投資規模も減少傾向にあり、4月に続き、100億ウォン(約10億5,800万円)台の投資が10件以下になり、2ヶ月連続で不振な投資環境が続いた。注目すべき点は、成長段階への投資は、全体額は減少しているものの、一定の割合が維持されていることだ。これは特定段階の投資減少による下落というよりも、流入金全体の停滞と見ることができ、過去の投資不振とは異なる様相を呈している。
💰ベンチャーキャピタルの動き活発
投資会社別に見ると、政策金融や金融圏投資会社よりもベンチャーキャピタルの動きが活発だ。ベンチャーキャピタルと初期投資家は投資を維持しているが、機関当たりの月の投資件数は減っている。グローバル投資会社は、Foothill Ventures(フットヒルベンチャーズ)やHustle Fund(ハッスルファンド)などが投資を行ったが、ほとんどが韓国への投資を続けている投資会社ではない。LG U+(エルジーユープラス)以外は大企業投資もなかった。
🤝注目すべき大規模な買収事例なし
注目すべき大規模な買収事例はなかったが、バリュー業を狙う投資機関の買収事例が注目を集めた。

この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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