月ごとに、韓国スタートアップの資金調達TOP15と現況をお届けいたします!

韓国スタートアップ資金調達TOP15

韓国スタートアップ現況

💰投資金は4,329億5,000万ウォンで前月比66%増、上半期を上昇のまま締めくくる

2025年6月のスタートアップ投資金は計4,329億5,000万ウォン(約461億2,900万円)で、前月比66%増加し、停滞していた市場に活力を吹き込んだ。投資件数は100件に迫った。昨年同月比16%減となったが、上半期を上昇の流れのまま締めくくったことは意味がある。

🖥️最も多くの資金を調達した企業はMediquitousで、600億ウォン

6月に最も多くの資金を調達した企業は、ブランドEコマースを運営するMediquitous(メディクォータス)で600億ウォン(約63億9,200万円)の調達金を確保した。これにバイオ企業AIMED BIO(エイムドバイオ)が511億ウォン(約54億4,600万円)、物流プラットフォームColosseum Corporation(コロセウムコーポレーション)が270億ウォン(約28億7,700万円)、税金自動化プラットフォームZ enterprise(ズィーエンタープライズ)が260億ウォン(約27億7,100万円)を調達して続いた。

👕コンシューマーテックへの投資増、バイオ・ヘルスケアは勢い持続

分野別ではバイオ・ヘルスケアが依然として勢いがあるが、ファッション、ビューティーなど、コンシューマーテック領域への投資も増え、資金が分散した。ソフトウェア分野ではAI半導体とAI法律サービス企業に大規模な投資が行われ、製造及び車両・モビリティ分野では自動化ロボット、半導体装置、車両部品、車両用システム半導体など、技術基盤企業が頭角をあらわした。

💵200億ウォン以上の中大型投資が増加

6月も1,000億ウォン(約106億6,600万円)台の超大型投資は出なかったが、200億ウォン(約21億3,300万円)以上の中大型投資が増えた。また、100億ウォン(約10億6,700万円)以上の投資件数は前月比2倍増え、全体の上昇の流れを牽引(けんいん)した。

🤝久々に大企業とスタートアップ間のM&A事例

今月は大規模な買収合併事例もあった。Norang Tongdak(ノラントンタク)運営会社のNORANG FOOD(ノランフード)が、フィリピンの外食大手Jollibee(ジョリビー)に買収され注目を集めた。また、NAVER PAY(ネイバーペイ)が、不動産情報プラットフォームASIL(アシル)を買収し、久しぶりに大企業とスタートアップ間のM&A事例が登場した。

この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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