注目すべき韓国のスタートアップの資金調達状況を、月ごと及び分野別に詳しく取り上げます！
【2025年10月】韓国スタートアップ資金調達まとめ
🧺コンシューマーテック:Life goes on（衣食住カンパニー）
設立:2018年
分野:モバイルランドリーサービス
HP:https://www.laundrygo.com/
LGから100億ウォンの戦略的資金調達、日本市場進出を計画
モバイルランドリーサービスLaundryGo（ランドリーゴー）の運営会社、Life goes on（衣食住カンパニー）が、LGから100億ウォン（約10億7300万円）の戦略的資金調達をした。
非対面モバイルランドリーLaundryGoのサービスは2019年に開始された。
自社開発したスマート洗濯回収箱である「ランドレット」を利用し、注文から洗濯、配送まで一日で完了するオールインワンサービスを提供している。
170余りに及ぶ無人スマートランドリーのランドリー24、ホテルランドリーB2Bサービスのランドリーゴーホテル&ビジネスを運営し、総合ランドリーテック企業として成長中だ。
調達金は、スマートファクトリーの構築、未来技術の開発、日本市場進出など、グローバルランドリーテックの協力強化に使用予定だ。今回の投資をきっかけに大企業のグローバルネットワークを活用して海外市場拡大を加速化させる計画だ。
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🧠ソフトウェア:韓国ディープラーニング
設立:2019年
分野:公共・企業向け視覚知能AIソリューション
HP:https://koreadeep.com/
100億ウォン規模の資金調達、ディープエージェントプラットフォーム高度化へ
公共・企業向け視覚知能AIソリューション企業の韓国ディープラーニングが100億ウォン（約10億7300万円）規模の資金調達をした。
AIベースの文書認識及び視覚インテリジェンス技術に特化した企業で、中核ソリューションには、文字画像をデータに変換するディープOCR(DEEP OCR)や、画像及び映像を分析するディープイメージ(DEEPIMAGE)などがある。
最近、非定型文書をAIが学習可能な構造に変換する文書構造分析ソリューション「ディープパーサー(DEEP Parser)」と、これを基盤とした文書AIプラットフォーム「ディープエージェント(Deep Agent)」を公開。公共及び製造、金融など、様々な産業を対象に文書自動化市場を攻略中だ。
調達金はAI人材の拡充とディープエージェントプラットフォームをグローバルレベルに高度化するために投入予定だ。
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🧓バイオ/ヘルスケア:Caredoc
設立:2018年
分野:シニアトータルケア
HP:https://caredoc.kr/
310億ウォンの資金調達、シニア住宅市場を拡大へ
シニアトータルケア企業Caredoc（ケアダック）が310億ウォン（約33億2700万円）の資金調達に成功した。
今回の投資は、一般的な株式投資ではなく、プレミアムシニアハウジングブランド、ケアホームプレミオ事業のための不動産プロジェクトファイナンシング(PF)だ。単純な不動産開発ではなく、シニア住宅施設の運営収益を基盤に、金融圏の投資を導いた韓国初の事例だ。
Caredocはシニアハウジングの開発から運営、ケアサービスの提供まで、垂直統合型システムを備え、確保した資金はソウル近郊の京畿道（キョンギド）水原に造成中のハイエンドシニア住宅施設ケアホームプレミオの構築に投入する。Caredocは今回の資金調達を土台に、シニア住宅市場を本格的に拡大していく計画だ。
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💴フィンテック:Travel Wallet
設立:2017年
分野:外貨決済及び両替サービス
HP:https://www.travel-wallet.com/ko
161億ウォン規模の資金調達、日本など海外市場拡大中
外貨決済フィンテック企業のTravel Wallet（トラベルウォレット）が161億ウォン（約17億2700万円）規模の資金を調達した。
Travel Walletはモバイルベースの外貨決済及び両替サービスTravel Pay（トラベルペイ）を運営している。Travel Payは海外旅行客のためのプリペイドカードで、ユーザーはアプリを通じてドル、ユーロ、円など、世界の45以上の通貨をあらかじめ両替してカードにチャージすることができ、両替手数料や海外決済手数料なしに、現地通貨ですぐに決済することができる。
現在、Travel Walletは日本、台湾など現地法人と特許を確保して海外事業を拡大中で、投資金は海外進出の加速化と決済システムの高度化に活用予定だ。
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🔌環境/エネルギー/持続可能性:Hylium Industries
設立:2014年
分野:水素モビリティ
HP:https://kr.hylium-industries.com/
150億ウォンの資金調達、KOSDAQ上場目指す
液化水素専門企業Hylium Industries（ハイリウム産業）が150億ウォン（約16億1000万円）の資金を調達した。
2014年に設立したHylium Industriesは、韓国科学技術研究院(KIST)の源泉技術を基に液化水素の生産、貯蔵、輸送技術を独自開発した企業だ。
主なサービスには、極低温技術を活用した液化水素貯蔵タンク、移動式水素充電所、水素ドローン用パワーパックなどがある。中でも、長時間飛行が可能な水素ドローンと、どこでも充電が可能な移動式充電所の技術が注目されている。
今回の調達金は液化水素プラントの建設と移動式充電所インフラの拡大、水素モビリティ分野の事業拡大のために使用する計画だ。現在、企業公開を準備中で、KOSDAQ（コスダック）上場を目指している。
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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피）」が発行する「月間スタートアップレシピ（월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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