【2023年1月にKOSDAQ上場:未来半導体株式会社】|K-IPOレポート~会計士のぶはらが現地から韓国IPO情報を発信
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「K-IPOレポート~会計士のぶはらが現地から韓国IPO情報を発信」では、会計士申原侑祐が、現地韓国から韓国の最新IPO情報をお伝えしています。
2023年1月にKOSDAQ上場:未来半導体株式会社
2023年1月27日にKOSDAQに上場した未来半導体という会社についてご紹介致します。
会社概要
(参考:韓国取引所電子開示システム、金融監督院電子開示システム)
未来半導体社は1996年1月4日に設立され、2023年1月コスダック市場に上場しました。
電子、電気製品又は部品製造、販売及び輸出入業を事業の目的とし、半導体流通業を主事業としている。 同社が取り扱う半導体はメモリとシステム半導体に分かれます。
サムスン電子の半導体代理店に登録されており、サムスン電子とメモリーASサービス代行契約を結び、世界唯一のメモリーASセンターを運営しています。
財務情報
続いて直近の財務状態、業績の推移です。
(参考:Naver証券)
※(E): 過去 3 か月間に証券会社が発表した見通しの平均値
過去の資本取引及び株主
上場直前の2022年12月期の監査報告書の注記事項を元に過去の資本取引及び株主について整理しました。
2022年12月期及び2023年3月末の株主は次の通りです。
(参考:金融監督院電子開示システム)
上場直前の監査報告書上、会社の株式は、代表理事とその特殊関係者で100%保有されておりました。上場するまでVC等からの投資を受けず、上場を達成したようです。上場時の新株発行で、代表理事と特殊関係者の持分は、現在74.31%となっております。
上場時公募情報及び上場後の株価、時価総額の推移
(参考:韓国取引所電子開示システム)
公募価額ベースでは、時価総額が866億ウォンでしたが、現時点では、4,303億ウォンまで約500%近く上昇しております。このままどこまで上昇を続けるのか、楽しみですね!
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■著者PROFILE
申原 侑祐 (のぶはら・ゆうすけ)
―日本公認会計士・公認不正検査士
株式会社スターシアにて、韓国企業の日本子会社を含む日本法人の会計監査、日本企業及び韓国企業に対する財務デューデリジェンス業務やバリュエーション業務、日系企業の韓国進出支援、韓国系企業の日本進出支援、日系企業の韓国拠点に対する不正調査を含む内部監査支援等に従事している。
株式会社スターシアHP:株式会社スターシア (starsia.co.jp)
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日本企業の韓国進出・韓国企業の日本進出を支援する会計事務所系コンサルティング会社です。現地拠点の会計税務やクロスボーダーM&Aなどの各種業務にも対応しています。
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