【2024年7月】韓国スタートアップの資金調達TOP15と現況まとめ
【2024年7月】韓国スタートアップの資金調達TOP15と現況まとめ
月ごとに、韓国スタートアップの資金調達TOP15と現況をお届けいたします!
韓国スタートアップ資金調達TOP15
韓国スタートアップ現況
💰投資金は4,865億ウォンで前月比減、件数は147件で増加
7月にスタートアップに流入した投資金は4,865億ウォン(約527億4,700万円)で、前月より下落した。前年同月比では28%下落したが、昨年度は7月に2回、高額な資金が集まったことを考慮すれば、大きな下落とは言えない。今年に入って投資の状況に急激な増減は見られず、相対的に安定を維持している。投資件数は147件で、前月比30件以上増となったが、これは政府の支援金の増加に伴う上昇だ。
♻️最も多くの資金を確保したのはBRITE ENERGY PARTNERSで1,000億ウォン
最も多く調達金を確保したのは、再生エネルギー企業BRITE ENERGY PARTNERS(ブライトエナジーパートナーズ)で、1,000億ウォン(108億5,900万円)だ。グローバル資産運営会社BlackRock(ブラックロック)から4回目の投資を受けた。これにBungae jangter(pポンゲジャト)が400億ウォン(約43億4,000万円)で続いた。電気自動車の廃バッテリー再利用スタートアップPOEN(ポエン)も390億ウォン(約42億3,100万円)を確保し、上位圏に浮上した。
🖥️持続可能性分野に多くの資金が流入、ソフトウェア分野への投資も活発
分野別では、エネルギーなど持続可能性分野に1,000億ウォン(約108億5,000万円)台の投資が行われた影響で、多くの資金が流入した。ソフトウェア分野がこれに続いた。投資の上昇を見せていた製造分野では動きが鈍った。また、物流のデジタル転換を促進するサービスに投資がなされ、物流・配送分野が上昇したほか、電気自動車への投資の増加で車両・モビリティ分野への投資も増加した。
🪙初期投資の件数が増加、海外の有力投資会社から大規模な資金が流入
1,000億ウォン(約108億5,000万円)台の投資が1件あったが、成長段階の投資よりも初期投資の件数が増加した。上昇傾向を見せていたシリーズB以上の投資件数の割合は10%に下落した。上半期に活発だった成長段階のベンチャーキャピタルに代わって、初期投資や育成プログラムを通じて多数のスタートアップを選抜し投資するアクセラレーター活動が増えた。また、BlackRock、Aramco(アラムコ)など、海外の有名な投資会社から大規模な資金が流入。韓国内のスタートアップがグローバル競争力をつけていることを証明した。
🚀InnospaceとSHIFT UPがIPO実施
宇宙発射体スタートアップInnospace(イノスペース)や、ゲーム開発スタートアップSHIFT UP(シフトアップ)がIPOを実施。Baemin(配達の民族)のキム・ボンジン前CEOがSTAYFOLIO(ステイフォリオ)などスタートアップ2社を買収したことも注目を集めた。
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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