【4月資金調達現況】韓国スタートアップレシピ:ソフトウェア分野|月間スタートアップレシピ
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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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ソフトウェア分野:2024年4月資金調達現況
- Upstage(アップステージ)
1,000億ウォンのシリーズB資金調達を完了、グローバル生成型AI市場を攻略へ
生成型AIスタートアップUpstage(アップステージ)が1,000億ウォン(約115億3,200万円)のシリーズB資金調達を完了し、累積1,400億ウォン(約161億4,500万円)を確保した。2020年に設立したUpstageは、独自に開発した事前学習大型言語モデル(LLM)ソーラー(Solar)を運営している。Solarは昨年、世界最大のマシンラーニングプラットフォームHugging Face(ハッキングフェイス)が運営するオープンLLMリーダーボードで世界1位となるなど、グローバルAI業界から注目を集めている。Upstageは、LLMと比較して情報セキュリティと領域別特化などに強みを持つssLLM(small scale LLM)市場で先行する技術力を誇る。今回の資金調達により、昨年末に設立した米国法人を拠点に、グローバル生成型AI市場の攻略に乗り出す。
MODUSIGN(モドゥサイン)
177億ウォンの資金調達、リーガルAIサービスの拡大計画
電子契約専門企業のMODUSIGN(モドゥサイン)が177億ウォン(約20億4,000万円)の資金調達を完了した。2015年に設立したMODUSIGNは、メール、カカオトーク、専用リンクで法的効力のある契約を締結できるサービスだ。契約準備から締結、その後の保管・管理まで、契約の全過程を自動化している。契約書以外にも、同意書、申請書、確認書など、署名が必要なあらゆる場面で活用できる。サムスン電子からToss(トス)まで、大企業やスタートアップなど、4月1日現在で27万人の顧客を確保した。今回の資金調達を通じて、契約書の作成から検討、保管、履行、管理など、契約ライフサイクルを管理するCLM(Contract Lifecycle Management)と生成AIを活用し、リーガルAIサービスの拡大を本格化させる計画だ。
DALPHA(タルパ)
120億ウォンの資金調達、新たなSaaSのリリース計画
B2B対象のAIスタートアップDALPHA(タルパ)が120億ウォン(約13億8,300万円)を調達し、設立1年で累積投資金133億ウォン(約15億3,300万円)を確保した。DALPHAは、すべての企業がAIを通じて売上の最大化とコストの最小化を実現することを目標に、様々な企業にカスタマイズしたAIソリューションを開発・供給している。Eコマース、ファッション&ビューティー、マーケティング、コンテンツなど、様々な産業群の企業が活用できるAIソリューションを100個あまり独自に開発。KTコマース、LG U+(エルジーユープラス)など大企業や、Myrealtrip(マイリアルトリップ)のようなスタートアップまで、150社以上の企業と様々なAIプロジェクトの協業を行ってきた。今回の資金調達を通じ、カスタマイズしたAIをより便利に導入できるようにする新たなSaaSをリリースする計画だ。
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