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協会活動が技術スタートアップに必須か?

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協会活動が技術スタートアップに必須か?


協会に必ず加入すべきか?起業をする人が、政治質、協会質に巻き込まれてはならないというアドバイスをする人も多いが、私個人的には、協会活動は韓国社会で失うことよりも、得るものが多い選択だと考える。

失うとしても、加入費と年会費程度であり、得ることは思った以上に多い。もちろん、おかしな協会に加入し、おかしな人と出会い、事業が難しく場合もあるかもしれないが、それは協会でなくても起こり得る不運でもある。

創業したばかりの技術基盤創業者は、関連分野の協会活動を通じて、得るものが思った以上にあると考えられる。


まず、経営しながら直面する、孤独を解消することができる。先の12系「代表取締役の孤独」編でも言及したが、経営者は寂しい。代表の持つ悩みは事実、一般職員に打ち明けたり話しにくい性質のものが多い。

その悩みが溜まると、火病(文化依存症候群と呼ばれる疾病の一種)にかかることもある。ところが、同業種の人々が集まる協会に出かけてみると、最初は照れくさいが、あなたの悩みをすでに数年前に直面していた人々と、多く出会うことができる。

心を開くことは容易ではないが、協会で出会った会員と交流しながら、代表理事の孤独と経営上の悩みを、少しでも解消するのに役立つ。本人自ら対人関係が苦手だと思うなら、なおさら協会に加入し、活動してみることを推薦する。

協会に加入すれば、まず、各種ニュースレターや情報を得ることができる。もちろん、これらの情報を重要だと考えていない人には大きな意味がないかもしれないが、協会会員社だけを対象とする支援が、とても役に立つことが多い。

特に、中小ベンチャー企業部、科学技術情報通信部、産業通商資源部などの R&D研究開発が重要な軸を占める部署と関連する協会の場合には、さらに当てはまる。協会から提供される情報と教育は、支援事業を受けるのにとても役に立ち、その過程で出会う協会担当者や政府機関公務員との交流を通じて得られる情報は、事業の新たな機会にもつながる。

技術または産業分野に関連する協会は、コラムやウェブマガジンに寄稿するコンテンツを持つ会員を特に重要だと考える。すべての協会がそうではないが、協会の専門性を高めるため、雑誌やウェブマガジンを発行することが多い。

大学教授を中心に運営される学会で発行する学術誌のように、定型化された形式ではないが、協会で発行する雑誌もインターネットでかなり公開されている。したがって、協会活動をしながら寄稿もし、関連したコンテンツを協会で進行するセミナーまたは講師として活動をすれば、あなたの事業も業界に知り渡り、投資も入ってくる可能性もある。


協会で他の会員と交流しながらビジネス的に役立つことも多い。同業種は似たようなことをするため、互いをよく知らない状態では「競争者」と考え、互いに警戒して敵対心を持つこともある。だが、良い縁に出会えば、互いに助け合える関係も形成されるところが協会でもある。

私も弁理士として大韓弁理士活動を長くしてきたが、先輩弁理士たちから多くのノウハウを得て、協会を通じてたくさんの良い人たちと出会った。時には仕事を紹介してくれたり、良い事業が出た時は、互いに報告したり、良い姿をたくさん見たり経験してきた。

何よりも「協会」というのは、会員の権益を保護する活動を基本的にする団体であるため、何かあったときに協会に訴えれば、手助けをしてくれる。そうでなければ正常な協会と言えない。会費は、一種の保険的な要素もあるところで、協会は個々の会員がそれぞれ対応しにくい問題をまとめ、解決することが最大の目的だ。

また、協会会員間で紛争が生じたとき、これを調整してくれる役割もする。対立し、特許侵害をする場合には、裁判所に特許訴訟を提起しなければならないが、こうした部分についても、事がさらに深刻になる前に、協会側で調整してくれる場合もある。


一方、創業したばかりの技術創業者が、私に「エンジェル投資をどこで受け取るべきかわからない」という質問をたくさんするが、実際に最速のエンジェル投資は「関連業界」で成功したビジネスマンが個人的にする場合といえる。

技術分野と同等の産業分野で成功したエンジェル投資家は、いくらアクセラレーターやエンジェルクラブ(Angel Investment Support Center)を通じて投資(個人投資組合)を進行しても、最先端の技術分野のスタートアップに快く投資を決定することが難しい。む

しろ、すぐに良い投資家に出会いたい技術創業者は、自分が属する産業分野の協会に加入し、活動をしてみることをお勧めする。

事業は偶然の出会いで成功の糸口を探すことになることが多い。協会活動を通じて様々な人々と出会い、同業種の人々と交流しよう。悪縁となることもあるが、良い縁も多い。協会を通して偶然の出会いが、あなたに意外な機会を提供することを願っている。



元記事 :協会活動

著者紹介:BLTオム・ジョンハン、パートナー弁理士はスタートアップを発掘し、直接投資する「アクセレーター型」特許事務所「特許法人BLT」の創業者です。企業診断、ビジネスモデル、投資誘致、事業戦略、アイデア戦略などの多様な業務を務めています。


原文:협회 활동이 기술 스타트업에게 꼭 필요한가? – 스타트업 스토리 플랫폼 '플래텀(Platum)' 

 

 

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