データテック企業ENLIPLE(インライプル)が2025年連結基準売上高784億ウォン(約8.4億円)、営業利益37億ウォン(約4億円)を記録し、歴代最大実績を達成した。当初の内部集計値を上回る結果となっており、アドテックからSaaS中心へと、事業モデルを変更した戦略が功を奏したと分析される。

今回の実績で注目すべき点は、売上構造の質的変化だ。全体の売上の53.9%がSaaS部門で発生し、既存の広告プラットフォーム企業から高付加価値SaaS専門企業へと、体質が改善された。

成長を牽引したのは、グループ会社MOBSOFT(モビソフト)とMOBWITH(モビウィズ)の主要サービスである。MOBSOFTのメインサービス「ezLab(イージーラボ)」は、議事録記録・ファイル圧縮・映像編集など多様なユーティリティを一つのブランドの中で提供するプラットフォームで、韓国内外でのリリース15ヶ月で1日平均利用者数(DAU)31万人を突破した。日本・米国・台湾などグローバル市場でも急な成長傾向を見せており、ENLIPLEは今年、DAU200万人確保を目標にグローバル拡張を本格化させる計画である。MOBWITHは、ビッグデータベースのアドサーバー構築から広告運用統合代行まで、データマーケティングソリューションをB2B SaaSとして提供する。

技術革新の面でも成果は目立つ。ENLIPLEはChatGPT(チャットGPT)・Gemini(ジェミナイ)などの生成型AI検索環境において、特定のブランドを引用・推薦するように誘導するGEO(Generative Engine Optimization)ソリューション「i-GEO」を先制的に披露した。ワンタグのインストールとURL入力だけで全過程が自動化され、別途の開発リソースなしで運営が可能となっている。

ENLIPLEは今回の実績を足場に、IPOを推進する他、AIエージェント技術を高度化させ、ビジネスの全過程を総合支援する「ビジネスOS」へと発展させる戦略をとる。

ENLIPLEのハン・ギョンフン代表は「歴代最大実績の達成はENLIPLEがデータテック企業として第2の全盛期に進入したことを知らせる信号」だとし「しっかりした収益モデルとAIエージェントなど革新技術を結合させ、公共と民間、グローバルを繋ぐ統合SaaSエコシステムを構築する」と語った。

原文:https://platum.kr/archives/284974