「今年のCES 2026は、頭脳にあたる『フィジカルAI』とボディにあたる『ロボティクス』がどのように産業パラダイムを変えるのかを示した」。

電子新聞と韓国人工知能・ソフトウェア産業協会、韓国フィジカルAI協会、韓国知的財産サービス協会が共催した5日の「CES 2026レビュー&インサイトコンサート」で、専門家たちは、今回のCESが提示したグローバル技術トレンドを挙げた。

最初に演台に上がった韓国フィジカルAI協会のユ・テジュン会長(Maum AI代表)は、「判断するAIから実行するAIに」をテーマに、「フィジカルAIの5大技術キーワード」を発表した。ユ会長は5大技術キーワードとして△視覚言語行動(VLA)△オンデバイスAI(On-Device AI)△垂直的統合(Vertical Integration)△自律性(Autonomy)△ロボット統合管制システム(Robot SI)を挙げた。韓国、米国、中国のフィジカルAI戦略の比較を通じて、ハードウェアとソフトウェアの境界を崩す「システム統合競争力」を提示した。

韓国フィジカルAI協会のユ・テジュン会長が「CES 2026観覧記、判断するAIから実行するAIに」をテーマに発表している。

韓国産業技術企画評価院(KEIT)グローバル戦略室のチョン・チャンヒョク室長は「グローバル革新を導く力-CES 2026で見た産業技術のR&D戦略と方向」をテーマに発表した。チョン室長は「AIがソフトウェアにとどまらず、ロボット、モビリティ、製造設備など、物理的実体と結合して行動し始めた」とし、「AIが産業間の大融合の中心に立っている」との見方を示した。続いて、KEITが準備中のフィジカルAI時代の製造業AXと先端産業の超格差、グローバルR&Dを重点に置いた産業技術政策を紹介した。

国民大学のチョン・グミン教授は「CES 2026、主要動向及び示唆点」をテーマに主要な展示を総合分析した。チョン教授は過去のCESを比較分析し、今年の展示会のメガトレンドを分析した。チョン教授は「今年のCESの3大メガトレンドは、インテリジェントトランスフォーメーション、長寿と生活の質(Longevity)、未来を設計する技術だ」とし、「主な話題はLLMとAIエージェントベースのサービス拡大とフィジカルAI・ロボティクスの浮上だ」と分析した。チョン教授はイノベーション賞を受けた韓国企業と技術中心のスタートアップ、産業別AIエージェントベースのサービス拡大などを重点的に紹介した。

SWM(エスダブリューエム)のキム・ギヒョク代表は「フィジカルAI強国に向けた最後のパズル、ロボタクシー:実証を越えて国家の基盤産業へ」をテーマに、モビリティ市場の主要動向と自律走行技術の現在地を指摘した。キム代表は「自律走行はSDV(Software Defined Vehicle)を越えてAIDV(AI Defined Vehicle)段階に入り、車両はソフトウェアにとどまらず、AIが判断して進化するシステムに定義されている」と話した。その上で、「ロボタクシーは車を売る産業ではなく、AIモデルが自ら成長して収益を創出する産業だ」とし、「技術・都市・人材・産業を全て兼ね備えている韓国に残された課題は実行スピードだ」と付け加えた。

電子新聞のチョン・チヨン次長は現場で直接取材したロボット「Atlas(アトラス)」について、「記者が見たCES 2026-Atlasとモーショナルを中心に」のテーマで発表した。自動車企業がロボット産業に注力している理由を分析し、示唆点を提供した。

<画像=電子新聞と韓国人工知能ソフトウェア産業協会、韓国フィジカルAI協会、韓国知的財産サービス協会は5日、CES 2026レビュー&インサイトコンサートを開催。「行動するAI時代、CES 2026で繰り広げられた技術パラダイムの転換」をテーマに、ソウル市江南(カンナム)区の韓国科学技術会館で行われた。>

原文:https://www.etnews.com/20260205000384