韓国の科学技術情報通信部(省)が韓国の人工知能(AI)ソリューション保有企業の海外企業・機関で実証を支援する。
AI・デジタル転換イノベーション企業の海外実証支援事業を通じて、ヘルスケア、製造、教育、農・畜産など、4大分野の海外現地企業・機関で独自のソリューションを実証する8つのコンソーシアムを選定した。
グローバルAI転換(AX)市場が今年の355兆ウォン(約37兆5,349億6,000万円)から2029年970兆ウォン(約102兆5,988億3,000万円)に拡大する見通しとなったことに合わせ実施する海外進出支援だ。韓国のスタートアップが実証リファレンスを確保できるよう現地の需要先を発掘・連結し、実証費用などを支援する。
韓国の情報通信スタートアップの海外進出支援機関、グローバルデジタル革新ネットワーク(GDIN)が海外の実証需要先を事前に募集・発掘したところ、1カ月間の公募で計57社が応募し、7倍の高い競争率となった。選定評価には海外需要先の関係者と外部専門家らが参加し、適合性と事業化の可能性などを総合的に審査した。
選定企業は13日、GDINが主管するオリエンテーションに参加し、今週から協約締結後の実証課題の履行に本格着手する。ソリューション開発や現場テストをはじめとする検証などを年末までに完了させる予定だ。
科学技術情報通信部のパク・テワン情報通信産業政策官は「AIの発展・拡散で全産業分野のAXが本格化していることに伴い、韓国の有望AI企業にも世界市場を先取りする機会が開かれた状況だ」とし「本事業でタイムリーに海外の現地リファレンスを確保し、グローバル市場を先取りできるよう積極的に支援していく」と話した。
<2025年AI・デジタル転換革新企業海外実証支援事業選定コンソーシアム。科学技術情報通信部提供>