フィジカル人工知能(AI)時代に不可欠な、インフラインネットワーク市場を主導するための官民協力ガバナンスが正式に発足した。KTが初代の代表議長社を務め、AI時代に求められる超高性能・超知能化AIネットワークの構築及び産業エコシステムの育成を牽引(けんいん)する。
韓国の科学技術情報通信部(省)は4日(現地時間)、スペイン・バルセロナで開かれた世界最大のモバイル関連展示会「MWC26」で、次世代AIネットワーク産業の主導権確保のための官民協議体「AIネットワークアライアンス(AINA)」の発足式を開いた。
AINAは、通信とAI技術の融合が加速化する中、政府の産業政策と民間の技術力を結集する役割を担う。代表議長社のKTをはじめ、SKテレコム、LG U+など、韓国の移動通信3社とサムスン電子、LG電子、HFR、ERICSSON(エリクソン)、Nokia(ノキア)などの機器メーカー、Amazonウェブサービス(AWS)など32の企業・機関がAINAに参加する。
この日、KTのブースで開催された発足式には、科学技術情報通信部(省)のチェ・ウヒョク情報保護ネットワーク政策室長とAINA代表議長を務めるKTのソ・チャンソク副社長、AI-RANアライアンスのチェ・ジンソン議長のほか、NVIDIA(エヌビディア)、Microsoft(マイクロソフト)、Qualcomm(クアルコム)、vodafone(ボダフォン)、DeepSeek(ディープシーク)など、グローバル企業の関係者も出席した。
ソ・チャンソク初代議長は「AINAは、官民が共に需要をつくり、国際協力に基づく標準化と実証で商用化を加速させる実質的な協力体になるだろう」と話した。
AINAは、2028年の6G標準完成と2030年の商用化計画に合わせ、現在、5%水準の韓国の次世代移動通信市場のシェアを、20%まで拡大することを目指す。産業界の需要基盤技術開発のロードマップを樹立し、前後方のエコシステムと連携したAIネットワークの需要創出に乗り出す。海外市場進出のためのグローバル主要企業・団体との協力も主導する。

韓国型AIネットワーク協力体「AINA」の発足式が4日(現地時間)、スペイン・バルセロナのフィラ・グランビアで開かれた。発足式の参加者たちが記念撮影をしている。
発足式でAINAは、AI-RANアライアンス・シンガポール技術デザイン大学(SUTD)など、AIネットワークの主要団体・研究機関との間で業務協約(MOU)を締結した。続いて、米国・日本に200億ウォン(約21億4400万円)相当の5Gスモールセルを輸出したLIG Accuver(エルアイジー・アキューバー)、100億ウォン(約10億7100万円)規模の米国へのオープンラン装置の輸出を控えるLG電子・SAMJI(サムジ)電子など、政府の実証事業を通じて達成した輸出の成果を祝う場も設けられた。
科学技術情報通信部は、グローバルAI-RAN産業を先占するため、今年からAI-RAN技術の開発、産業育成などに1287億ウォン(約137億9100万円)相当の支援を計画中だ。来年からは基地局のインフラにAIコンピューティング機能を融合させた「AI-on-RAN」など、全方位で競争力強化事業を推進する。
科学技術情報通信部のチェ・ウヒョク情報保護ネットワーク政策室長は「今年を『大韓民国AIネットワーク大跳躍元年』とし、関連技術の開発及び大規模な実証に着手するほか、6G・AIネットワークの産業戦略委員会を運営するなど、全方位で支援していく」とし、「AINAが官民産学の協力の中枢として産業エコシステムの造成とグローバル市場進出に中枢的役割を果たすことを期待している」と話した。
<画像=韓国型AIネットワーク協力体「AINA」発足式の出席者たちがセレモニーを行っている。(左から)AI-RANのチェ・ジンソン・アライアンス議長、科学技術情報通信部のチェ・ウヒョク情報保護ネットワーク政策室長、AINAのソ・チャンソク代表議長、AINAのキム・ドング運営委員長>
