Upstageは、軽量言語モデル(SLM)「Solar Mini 4」を公開したと1日明らかにした。
「Solar Mini 4」は、少ない演算量で高性能・高効率を実現したことが特徴だ。全体350億個のパラメータに専門家混合(MoE)構造を適用し、実際の推論時には30億個のみを選択的に活性化する。
性能は、活性化パラメータ30億個規模の小型モデルの中で最高水準を記録した。グローバルAI評価機関であるArtificial Analysisの「Intelligence Index(AAII)」で総合24点を記録した。Alibabaの「Qwen 3.6-35B-A3B」、NVIDIA(エヌビディア)の「Nemotron 3.5 Lightning」など同級モデルを上回った。
企業内部のサーバーに直接設置するオンプレミス環境にも適用できる。量子化を適用すればグラフィック処理装置(GPU)1枚で駆動できるため、セキュリティ要求の高い企業・機関の大量反復業務などに活用できる。
Upstageは、Solar LLMを「Pro」と「Mini」の2トラック体制で運営している。「Solar Pro」は複雑な判断が必要な高難度のエージェント業務に、「Solar Mini」は反復的な業務自動化に特化している。業務の難易度と処理量に応じて両モデルを組み合わせ、性能とコストを最適化できるよう支援する。
Solar Mini 4は、グローバルなアプリケーションインターフェース(API)ルーティングプラットフォーム「OpenRouter」を通じてAPIでも提供される。Upstageは昨年8月の「Solar Pro 4」に続きMiniラインナップまでOpenRouterに公開し、グローバル市場攻略を拡大する。
キム・ソンフン Upstage代表は「複雑なエージェント業務は『Pro』、大規模な業務自動化は『Mini』で体系化し、企業が業務に最も適したAI(人工知能)を選択できるようにする」と述べた。
これに先立ち、Upstageはオープンウェイト型LLM「Solar Open2」を公開していた。独自のAIファウンデーションモデルプロジェクトの一環だ。推論・ツール呼び出し能力を強化し、複雑な業務を遂行するエージェント活用に最適化した。
<画像=小型大規模言語モデル(LLM)「Solar Mini 4」>
