AI回答エンジンをグローバル展開するPerplexity(パープレキシティ)が、ソウル市江南区の島山大路にテーマカフェ「Cafe Curious(カフェキュリオス)」をオープンした。これは同社にとって世界初のオフライン店舗となる。

カフェは、パートナー企業である芸能事務所Artist COMPANY(アーティストカンパニー)の本社ビル地下1階から地上1階までを活用して運営される。店名「Curious」には、「利用者の好奇心から生まれる質問に対して、最適な答えを提示する」という同社のサービス特性が反映されているという。

Perplexityは、今回オープンしたカフェを通じて、AI技術とユーザーを直接つなぐ体験を提供すると発表した。店内の音楽再生にもAIが活用しており、同社は「1960~70年代の米国の技術に対する期待感を21世紀のデザインに融合させ、レトロな感性と未来志向のイメージを同時に表現した。」と説明している。

カフェの運営は、空間デザインスタジオ「四面の発見」とコーヒーソリューション企業「BEAN BROTHERS(ビーンブラザーズ)」が手掛け、スタッフのユニフォームはファッションブランド「Glowny(グローニー)」が担当した。

正式オープン前日の9月2日には、Perplexityの韓国パートナー企業を招いたレセプションが開催された。MIRAE ASSET(未来アセット)、BC Card(BCカード)、農協、SKT、SAMSUNG(サムスン電子)、Artist COMPANY(アーティストカンパニー)などの企業関係者が参加し、Artist COMPANY設立者の俳優イ・ジョンジェ氏をはじめとする芸能人も出席した。

カフェは、平日午前11時から午後8時、土曜午前10時から午後7時、日曜午前10時から午後3時まで営業し、PerplexityのPro会員は、店内のすべてのドリンクを半額で注文できる。

同社アジア代表の森田俊氏は、「Cafe Curiousは、Perplexityのユーザーが知識と好奇心を共有し、より多くの人々がAIと共に探求する楽しさを体験できる場所だ。」と話した。

Perplexityは、2022年に設立された米国のAIスタートアップで、社名と同じAI回答エンジンサービスを運営している。検索結果を要約・分析し、整理された形で提示するサービスとして注目されている。

原文:https://platum.kr/archives/270052