電子機器の設置・保守サービス企業Meisters(マイスターズ)が、NVIDIA(エヌビディア)のスタートアップ支援プログラム「NVIDIAインセプション」のメンバーに選定された。インセプションは、AIおよびデータサイエンス、高性能コンピューティング(HPC)分野のスタートアップに対し、NVIDIAのプラットフォームとエコシステムを提供するプログラムだ。

Meistersは2019年の設立以降、電子機器の設置・保守・アフターサービスといった現場サービスについて、教育から運営、品質管理、事後対応まで自社で一貫して担う体制を構築してきた。同社によると、全国25か所のセンターとエンジニア約400名を擁し、昨年の売り上げは268億ウォン(約30.2億円)だという。

同社は、メーカーとエンジニアおよび顧客をつなぐシステムにおいて、受注・配車・現場作業・検証・精算・事後管理を一括で管理している。このプロセスで蓄積される現場データは、エンジニアのアサイン最適化や需要予測に活用されているという。

Meistersは今後、NVIDIAのAIインフラとソフトウェアを自社プラットフォームに段階的に統合する計画だ。具体的な課題として、NIMを活用したAIモデルのサービング環境の高度化、オンプレミスGPUを基盤にしたドメイン特化モデルの学習、故障画像の認識・診断を支援する現場エンジニア向けマルチモーダルAIアシスタントの開発、配車・精算・サービス結果検証の自動化モデル開発を掲げている。

MeistersCTO(最高技術責任者)のイ・イルヨン氏は「受注から精算に至る全プロセスをデータとして構造化してきた。今回の選定を契機に、そのデータ資産とAI技術力を基盤としたサービスの高度化を本格的に進められるようになった」と述べた。

Meistersは8月中に、住居管理サービス向けのカカオトークAIボットをリリースする予定だ。

原文:https://platum.kr/archives/291571