AI企業Motif Technologies(モティフテクノロジーズ)は、政府の独自AI基盤モデル(独自AIファウンデーションモデル)事業で開発中の大規模言語モデル(LLM)「Motif-3」の中間評価結果を21日に公開した。
3,140億個(314B)のパラメータ規模を持つMotif-3ベータ版は、AI評価機関Artificial AnalysisによるAIII総合性能指標AAII(Artificial Analysis Intelligence Index)で44点を記録した。DeepSeekの「V4 Pro(max)」とAAII総合スコアが同点となっている。公開重みモデルと比較すると、GLM-5.2(max・51点)に次ぐ水準で、MiniMax M3、DeepSeek V4 Pro(max)と同じ44点台に位置する。ただし、AAIIはコーディング・科学・推論など9項目の評価を合算した総合指標であり、合計点が同じであっても各能力の詳細は異なり得る。
Motif-3は海外のオープンソースモデルを改良したものではなく、アーキテクチャ設計から自社で開発したモデルであると同社は説明している。専門家混合(MoE)構造を採用し、全体のパラメータ数は3,000億個を超えつつも、トークン処理の際には全体の約4%にあたる130億個(13B)規模のパラメータを選択的に活性化するよう設計されている。
同社は開発環境についても強調した。Motif Technologiesは独自AIファウンデーションモデル参加企業の中で最も遅く選定された企業で、設立から1年半、人員規模は30名だという。選定後5ヶ月間、政府が提供した700枚余りのGPUで今回の結果を出したと説明している。
Motif Technologiesは、過去に同点帯を記録したモデル(AnthropicのOpus 4.6・今年2月、Moonshot AIのKimi 2.6・今年4月公開)のリリース時点を根拠に、先行モデルとの技術格差を約3〜5ヶ月と推算した。ただし、これは単一の総合指標と公開時期に基づく同社側の解釈である。
Motif-3ベータの重みは現在Hugging Face(ハギングフェイス)に公開されており、誰でもダウンロードできる。同社によれば、一部の顧客にはAPIおよびサービスの形でも提供されているという。ただし、ライセンス上、商業利用は事前の書面による許可なしには制限される。
同社は今年8月初旬の独自AIファウンデーションモデル事業報告スケジュールに合わせて、性能を向上させた最終版を公開する計画だ。同事業にはLG、SK、Upstage(アップステージ)なども参加しており、各社のモデルが順次公開される予定となっている。
イム・ジョンファン Motif Technologies代表は「資本ではなく技術力だけで、韓国においてもグローバルフロンティアレベルのAIモデル開発が可能だということを証明できたという点で意義が大きい」とし、「今回の結果はグローバル先行モデルを目指す道のりの中間段階に過ぎない。継続的な研究開発を通じてモデルの性能を高め、韓国AI技術の競争力を世界市場に証明していく」と述べた。

