NAVERのエージェンティック検索「AIタブ」の利用者が1,000万人を記録した。先月26日の正式リリース以降、1日平均のクエリ数はベータサービス比で7倍、ユーザー1人あたりのクエリ数は1.7倍に増加した。
NAVERは15日にこうした利用指標を公開し、同日より月間3,000万人以上が利用するAIブリーフィングの下部に、AIタブへつながる会話ウィンドウを新設すると発表した。AIタブは、検索・ショッピング・ローカル・コンテンツなどNAVERのサービス資産とAI技術を組み合わせた対話型検索サービスだ。NAVERは、AIタブが情報探索にとどまらず購買や予約といった実際の行動まで結びつけ、韓国内ユーザーの文脈を反映している点で、グローバル汎用AIモデルと差別化されると説明した。こうした利用の流れの背景として、20年以上にわたり蓄積してきた検索技術・インフラと、ブログ・カフェなどのコンテンツエコシステムを挙げた。
正式リリース以降、検索の利用行動にも変化が現れた。一度限りの質問にとどまらず、後続の質問を重ねるマルチターン対話の比率が拡大した。また、家電製品の探索・日用品の比較・ファッション推薦などの日常検索において、実際の購買データやショッピングレビュー、UGCを総合してオーダーメイドの推薦を提供することで、検索から意思決定までにかかる時間が最大60〜70%短縮されたとNAVERは説明している。
また連携の幅も広がる。同日に新設されるAIブリーフィング下部の会話ウィンドウでは、ユーザーが要点をまとめた内容を確認した後、AIタブに移行して後続の質問や深掘り探索を続けられる。今月中にはスマートレンズとAIブリーフィング、AIタブ間の連携を強化し、画像ベースの検索も高度化する。スマートレンズで商品を撮影したり画像をアップロードしたりすると、AIブリーフィングで重要情報を確認し、AIタブで後続の質問から商品購買まで一連の流れでつながる仕組みだ。
8月にはNAVER不動産と連携した物件探しエージェントと、Whale(ウェール)ブラウザ特化型AIエージェントを公開する。不動産エージェントはNAVER PAY不動産データとユーザーが連携した資産情報、UGCを総合してオーダーメイドの物件を推薦し、実際の居住レビューや物件分析情報もあわせて提供する。Whaleブラウザではサイドバーからエージェントを起動し、Webページの要約や閲覧履歴の参照など、Web探索全般をサポートする。
年内には、検証済みの情報源をもとにユーザーオーダーメイドの健康情報を提供する健康エージェントも披露する。公信力のある医療情報を基盤に回答を提供し、NAVERカフェの実体験情報や病院・サプリメント検索などNAVERサービスと連携する。
NAVERのCDO(最高データ・コンテンツ責任者)キム・グァンヒョンは「NAVERは『AIタブ』を通じて、韓国内外の複数の対話型AIサービスとは明確に差別化された、韓国内ユーザーにとって最適な検索体験を提供する」とした上で、「信頼性の面でも最も優れたサービスへと高度化し、ユーザーの日常に欠かせないAIサービスとして育てていく」と述べた。
