グローバル市場調査機関CB Insightsが選出した「2026年グローバルAI(人工知能)上位100スタートアップ」に、FriendliAI(フレンドリーエーアイ)とBOS Semiconductor(ボスセミコンダクター)の韓国スタートアップ2社が名を連ねた。昨年の4社からは減少したものの、毎年継続的に選出され成果を上げている。

「AI 100」とは、CB Insightsが毎年世界で最も有望なAIスタートアップ100社を選出して発表するリストである。CB Insightsがデータを保有する4万社以上を対象に、取引実績、業界パートナーシップ、資金調達状況、チーム構成、技術成熟度などを総合的に評価・選出される。

FriendliAIは「インフラ・コンピューティング」部門内の「モデルデプロイメント」領域で選出された。FriendliAIは大規模言語モデル(LLM)を企業環境に合わせて最適化し、LLMの性能を維持しながらもAIサービスの開発・運営コストを最大50%削減できるプラットフォームを開発している。モデルデプロイメント領域では、FriendliAI以外に選出された企業はなかった。

FriendliAI代表のチョン・ビョンゴン氏は「LLM導入競争を経た企業が本格的に推論コストを精査し始めた時期だ」と述べ、FriendliAIのスループットと効率性を強みとして強調した。

BOS Semiconductorは、今年新設された「フィジカルAI」部門で「ロボット・駆動ハードウェア」領域の代表企業に選ばれた。BOS Semiconductorは、自動運転車などに搭載されるシステム半導体(SoC)を設計するファブレススタートアップである。既存の車両システムを維持しつつ、AI機能を拡張できるアプローチが注目されている。この「ロボット・駆動ハードウェア」分野では、BOS SemiconductorのほかにBlue Water Autonomy(ブルーウォーターオートノミー)、DYNA、Gravis Robotics(グラビスロボティックス)など7社が名を連ねた。

BOS Semiconductorのチェ・ジョンソク副社長は「実際にAIインフラや自律システムの実装能力を有するごく少数の企業群だけが選ばれた点に大きな意味がある」と述べ、「自律走行AIやオンデバイスAIなどの分野で、グローバルレベルのAIコンピューティングプラットフォーム企業へと成長していく」と語った。

両社は今年、CBインサイトがレポートで示したグローバルAI産業のトレンド変化に合致する企業である。 CB Insightsは、AIが開発段階を超えて実際の産業環境へと拡大している状況を強調し、AI推論インフラとフィジカルAI領域に注目している。

一方、今年選定された企業の国籍を分類すると、米国に本社を置く企業が76社で最も多かった。続いてイギリスが8社、韓国に加えてイスラエル、フランス、シンガポール、スイス、ブラジルの計6か国からそれぞれ2社ずつが選ばれた。中国企業は公開された情報が不足していたため、0社となった。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2026052114282675741