電気自動車の火災検知ソリューションを開発したCITYEYELAB(シティアイラボ)が17日、ソウル・麻谷のLGサイエンスパークに同ソリューションを供給すると発表した。

このソリューションは、バッテリーの直接検知方式(電圧、電流、温度などの主要パラメーターを物理的に直接測定)を基盤に、サーモグラフィーや可視光などの複合マルチセンサーを活用して、電気自動車の火災の可能性を予測する仕組みとなっている。

同社の関係者は、「現在、ほとんどの火災検知ソリューションは、天井に設置されたカメラを使って温度や炎、煙などをチェックしている。」とし、「火災が発生してから検知する仕組みのため、初期対応の重要な時間を確保することが難しい。」と話した。

一方、CITYEYELABのソリューションは、火災が発生する前にバッテリー内の異常兆候を早期に検知することで、火災発生前の先制的対応が可能だ。また、サーモグラフィーや可視光センサーを活用したAI(人工知能)技術により、各センサーの弱点を相互に補完し、火災の誤警報を減らしているという。

同社の関係者は、「バッテリーをリアルタイムで直接感知し、AIを活用した複合マルチセンサーと組み合わせることで、迅速な火災予防と正確な警報を同時に実現できる。」とし、「LGサイエンスパークでの導入を契機に、今後の大規模展開で電気自動車火災対応の新たな基準を示す。」と話した。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025111710204577928