産業用ビジョンAI(人工知能)技術企業のSuperb AI(スーパーブAI)が10日、信用保証基金が実施する「第14期 革新アイコン」に選定されたと発表した。

革新アイコンは、新技術や革新的なビジネスモデルを持つスタートアップをユニコーン企業へと成長させるための信用保証基金によるスケールアッププログラムだ。Ohouse(オーハウス)、Lunit(ルニット{44,450ウォン▲900+2.07%})、Furiosa AI(フュリオサAI)、Dunamu(ドゥナム)、KT ミリーの書斎(13,080ウォン▼40 -0.30%)など、多数の有望企業が選定されてきた。

今回の第14期では、Superb AIをはじめとする5社が次世代ユニコーン候補として、技術力と成長性を認められ最終選定された。応募は計143社に上り、約29倍という高い競争率を記録した。

信用保証基金は、選定企業に3年間で△最大200億ウォン(約21億円)の信用保証、△0.5%の最低保証料率の適用、△協約銀行を通じた追加保証、△海外進出支援、△各種コンサルティング・広報支援など、様々な金融・非金融支援を提供する予定だ。

2018年に設立されたSuperb AIは、製造、モビリティ、セキュリティ、管制など、幅広い産業分野の企業がAIサービスを導入できるように支援している。同社の「Superbプラットフォーム」は、企業データを効率的に可視化・選別・ラベリングし、モデル学習まで一貫して対応する統合型MLOps(機械学習運用)サイクルを実現している。

同社の関係者は、「オールインワン方式により、データ管理からモデル学習までを一つのプラットフォーム上で処理できる。直感的なUI・UXで部署間の協業も可能だ。」と話した。

さらに同社は、科学技術情報通信部の「AIファウンデーションモデル」構築事業や「K-ヒューマノイド連合」にも参加し、フィジカルAIやマルチモーダルAI分野へ事業を拡大している。製造業で強みを持つ韓国の産業データと同社のビジョンAI技術を組み合わせ、次世代AI市場で先手を取りに行く。

キム・ヒョンス代表は、「革新アイコンに選定されたことは、フィジカルAIやマルチモーダルAI分野に展開できる次世代AI企業として認められたことを意味する。」とし、「信用保証基金の支援と国家AIプロジェクトでの経験を基に、産業現場に実質的な革新をもたらしたい。」と話した。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025111015541668494